「スイーツ甲子園」優勝の育成調理師専門学校がタヒチ研修旅行 バニラ産地やカカオ農園へ

カカオの栽培を行っているシャルロットさん(右端)と育成調理師専門学校の(左から)瀬川友梨奈さん、小泉瀬名さん、福井せなさん=1月24日、仏領ポリネシアのライアテア島
高校生が菓子作りの技術とアイデアを競う「第18回スイーツ甲子園」(主催・産経新聞社、協力・エアタヒチヌイなど)で優勝した育成調理師専門学校高等課程(兵庫県)の生徒3人が1月、副賞として贈られた3泊5日の研修旅行で仏領ポリネシアのタヒチ島やタハア島などを訪れた。

宿泊したタハア島の「ル・タハア・バイ・パール・リゾーツ」。透き通ったラグーンに水上コテージが建ち並ぶ
南太平洋に浮かぶ118の島からなるフランス領ポリネシア。最大の島であるタヒチ島は、日本から直行便で約11時間で到着する。世界的なバニラの産地として知られるタハア島や世界遺産「タプタプアテア」のあるライアテア島は、タヒチ島の北西約200キロに浮かぶ島だ。
研修に訪れたのは同校3年の福井せなさん、小泉瀬名さん、2年の瀬川友梨奈さんの3人。タヒチ観光局などの協力の下、青い海と鮮やかな緑に囲まれた島々でスイーツ作りに欠かせない原材料や現地の食文化について熱心に学んだ。
タハア島の離れ小島にあるリゾートホテル「ル・タハア・バイ・パール・リゾーツ」では、パティシエを務めるローラ・アンジェリさんのワークショップに参加。タハア島名産のバニラをふんだんに使ったクリームブリュレの調理を教わり、材料の配分や焼き上げる温度の違いなどを学んだ。

エア タヒチ ヌイの旅客機(後方)でタヒチ島のファアア空港に到着した育成調理師専門学校の生徒たち
バニラ農園も見学。緑色のバニラのさやを前に、手作業で1本ずつ受粉を行っていること、収穫後に時間をかけて天日干しさせることなどの説明を受けた。
隣接するライアテア島ではチョコレートの原料となるカカオの農園を訪問。約7年前に島に移住し、丘を切り開いて栽培を始めたというシャルロットさんの話に熱心に耳を傾けた。福井さんは「1本のカカオの木から作られるチョコレートは1キロと聞いて、大切に使おうと思った」と刺激を受けていた。(文・写真 相川直輝)

タヒチ島からライアテア島に到着すると、花飾りのプレゼントで歓迎された