「外国人が和菓子をつくったら…」和洋融合の菓子で勝負 兵庫・尼崎の「楽emon…」

看板商品の「コーヒーわらびもち」=兵庫県尼崎市(南雲都撮影)
もし外国人が和菓子を作ったら…。
そんなコンセプトで創作を始めたという店主の坂井博一さん(51)。和菓子店の息子だが高校卒業後、洋菓子店で修業した。「洋菓子と和菓子が対決するテレビ番組で、洋菓子が圧倒的勝利を収めたことに影響を受けた」と振り返る。

和洋融合の菓子で勝負すると決めて店を開業させた坂井博一さん
いくつもの店を渡り歩くことでキャリアを積み、洋菓子コンクールで入賞もしている。
独立開業を考えた当時は辻口博啓さん、小山進さんというパティシエのスーパースターが活躍するスイーツブームの真っただ中だった。「洋菓子はもう飽和状態。次は和菓子かも」と勘が働き、実家に戻って父親のもとで一から和菓子を学ぶことにした。

ショーケースに並ぶカラフルな和菓子の数々
和洋融合の菓子で勝負すると決めて開業したのが「楽emon・・・」だ。ロゴマークのイラストは「楽えもん」の愛称を持つ外国人が和装し、刀をしまって和菓子で戦う姿を描いている。
看板商品の「コーヒーわらびもち」は、「楽えもんが友人のボブとニューヨーク・ブルックリンでコーヒーを飲みながら思いついた」とのフィクションで売り出した。
実は坂井さんが妻と入った大阪・中之島のカフェで浮かんだアイデア。コーヒー味のわらびもちを生クリームとともに楽しめる。
ショーケースには新作が月2回登場する。レシピは市場性があるかどうかを重視して考える。「頭の中で膨らんだアイデアを削ってゆく。コンセプトカー(モーターショーに出品される実験的な車)にならないよう未来から現代に戻るイメージ」と語る。
家族経営だからお客との距離が近い。「直接聞ける常連さんの声が何よりの励みです」(安東義隆)
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生クリームをのせた「コーヒーわらびもち」は507円で、毎月第2・第4水曜日に大阪高島屋(大阪市)の銘菓百選コーナーでも販売している。国際規格の高品質チョコレート「クーベルチュール」でつくる生チョコ大福(345円)は3月末までの限定販売。きな粉やあんこがおいしい定番の和菓子も人気。
【住所】兵庫県尼崎市南武庫之荘1-22-22
【電話】非公表
【営業時間】午前10時から商品売り切れまで
【定休日】日曜日、不定休