4億円強奪 逮捕者に3つの暴力団の傘下幹部ら…異なる組で手を組むのは「非常に珍しい」と元警視指摘

東京・上野で4億円以上の現金を奪ったとして逮捕された男らの中に、3つの異なる暴力団の傘下の幹部がいることがわかりました。専門家は、違う組の幹部同士が手を組むのは「非常に珍しいケース」だと指摘します。

■狙われた“多額のカネ”7人逮捕

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カメラが捉えたのは、警察署から出ると警察官に会釈をしたのち、何度かカメラに視線を向ける男。16日に送検された伊藤雄飛容疑者(27)です。

ともに逮捕されたのは、狩野仁琉容疑者(21)。そして、福原健光容疑者(48)ら7人で共謀して今年1月、東京・東上野の路上で現金およそ4億2300万円を盗み、逃走する際に男性に催涙スプレーを吹きかけるなど暴行を加えた疑いが持たれています。

■1つ目の事件 上野で約4億2300万円狙われる

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今年1月、都内で立て続けに発生したのは“億単位の金”を狙った事件。

1つ目の7人が関与したとされる、東京・東上野の事件では現金およそ4億2300万円が狙われました。

■2つ目の事件 羽田で約1億9000万円“強盗未遂”

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2つ目の事件はその2時間半後、羽田空港の駐車場で、現金およそ1億9000万円が奪われそうになりました。

■3つの組織…幹部の男らの接点は

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今回逮捕された7人の男。そのうち狩野容疑者ら2人が指示役、伊藤容疑者ら3人が実行役、福原容疑者ら2人が準備役とみられています。

7人のつながりについてはまだ明らかになっていませんが、その後の取材で、狩野容疑者は「山口組弘道会」、伊藤容疑者は「住吉会」、福原容疑者は「極東会」、それぞれ別々の暴力団の傘下組織の幹部だということが明らかになりました。

■1つの事件で3団体の組員…元警視「聞いたことない」

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違う組の幹部同士が手を組んで事件を起こすことはあるのでしょうか? 暴力団犯罪を捜査していた元警視庁の櫻井裕一さんは…

暴力団犯罪に詳しい 元警視庁警視・櫻井裕一氏

「1つの事件で3団体の組員がいるということ自体聞いたことない。組織で手を組んでやるとなると、金の分け前はどう分けるのかとか後々ケンカになる。主体は組ではなく個々だと思う。個人のつながりなのかいろんなつながりで集めたのか、そういう関係で集まった人間が実行している」

   ◇

警視庁は金の行方をさがすとともに、ほかにも関与した組織や人間がいないか詳しく調べています。また、同じ日に起きた羽田の事件についても引き続き捜査を進めています。

(3月16日放送『news zero』より)