≪更新≫「コロコロ話を変える」トランプ氏 麻生太郎元首相がその適役に茂木敏充外相を挙げた背景

茂木敏充外相(春名中撮影)
予測不可能な言動で周囲を振り回すトランプ米大統領。トランプ氏本人と直接会談し、同氏の性格を知る自民党の麻生太郎元首相が、その相手に適役としたのは、茂木敏充外相だった。国民民主党の榛葉賀津也幹事長が3日の記者会見で、麻生氏本人から聞いた話として紹介した。
「外務省の想定問答なんて役に立たない。常にアドリブ」

高市早苗首相と自民党の麻生太郎副総裁(松井英幸撮影)
麻生氏は2024年4月、米ニューヨークで大統領選を控えたトランプ氏と会談し、安全保障や経済、地域情勢を巡り意見交換した。その麻生氏に榛葉氏が「トランプさんってどういう人ですか?」と尋ねたところ、「(トランプ氏は)コロコロ話を変えて、あれはどうだ、これはどうだと聞いてくる。だから外務省の作った想定問答なんて役に立たない。常に切り返してアドリブで返さなきゃいけない。いろんなことに関心がある。習近平ってどういう人ですか? 常に返していくんだ。これを切り返せるのは茂木だろうな」と断言したという。

記者会見を行う国民民主党の榛葉賀津也幹事長=4月3日午後、国会内(春名中撮影)
榛葉氏も記者会見の中で「他党だが、茂木氏は相当頑張ってると思う。米国とEU(欧州連合)、NATO(北大西洋条約機構)が崩壊したらどうなるか。必死でこれを説得しているのが日本の外務省、茂木氏だ。米国との外交も茂木氏はいい仕事をしていた」とたたえた。
「首相の対応は米国をつなぎ止める必死さ」
榛葉氏は「わが国は今、中国のより高まった脅威に晒されている。米国の行動を批判するのは簡単だが、わが国が今の安全保障状況で、日米同盟なくしてわが国を守れない」と述べた後、高市早苗首相の訪米時の対応が一部から批判されていることに言及した。
「メディアで高市首相がホワイトハウスではしゃぎすぎじゃないかとか、媚びてるというけど、私は必死になって米国をつなぎ止めないといけないという必死さだと思う。トランプ氏が何を言うかわからないのだから」と高市首相の対応に一定の理解を示した。