ミニマリストが行きついた「収納をもたない暮らし」。ものが増えない体質になる考え方のコツ

収納を増やさずに快適に暮らすコツを紹介します。教えてくれたのは、ブロガーでミニマリストのしぶさん。しぶさんは備えつけの収納だけで、もちものを最小限に抑えた暮らしを実践しています。収納を増やさないことによるメリットを伺いました。

※ この記事は『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』(サンクチュアリ出版)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

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※写真はイメージです。画像素材:PIXTA

部屋に備えつけられた収納だけで暮らす

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僕は収納をもたない主義だ。ひとり暮らしの家でよく見かける衣装ケース、3段ボックス、ラックの類は、絶対に持たないと決めている。収納をつくって空白を増やせば、その空白を埋めようとするのが人の性質。

でも、収納がなければ、その範囲内で収めようとする。だから僕はできるだけ、部屋に備えつけてある収納だけでどうにかできないかを考える。

キッチンに調味料や器具を入れるための収納はなく、洗剤や調理道具などもそのまま直置き。そもそも数が少ないので、シンクやコンロまわりのスペースで十分だ。

洋服も数が絞られているので、トップスもボトムスもハンガーラックにすべてをハンガーづり(肩の出ない「ワンガー」)。毎日使うお掃除ロボットも床に直置きだ。

そして、これらはすべて「見える状態にある」のも特徴。隠さず、直置きしても大丈夫なものだけを残すよう心がけている。ものは、隠すと増える。多くの人にとって、「収納に入れるもの=隠したいもの」。隠すということは、ものになにかしら問題がある状態だといえる。

あなたの部屋にも、デザインが美しくない、使う頻度が減った、妥協して買ったなどの理由で、隠しているものはないだろうか。隠していると気にならないが、その分のスペースをムダにしていることになる。まさに「死蔵」だ。

部屋が散らかるのは、いらないものが多すぎるから

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ホームセンターや家具店に行けば、便利な収納グッズが山ほど売られている。お昼の情報番組では「100均グッズを使ったおしゃれな収納テクニック」のようなものが次々と紹介される。

しかし、悲しいことに、これらのグッズやテクニックを駆使すればするほど、ものは増えていく。部屋が散らかっているのは収納がないせいではない。部屋にいらないものが多過ぎるせいだ。

以前おもしろい動画を見つけた。「部屋のビフォーアフターを見て、盗まれたものに気づけなかったら没収」という企画。挑戦者はなんと、20万円の高級カメラに気づくことができなかった。

盗まれても気づかないものがあるなんて、ある意味で異常だ。明らかに「もち過ぎ」の状態だといえるし、没収された本人も「ただの置きもの扱いで、あまり使っていなかった」と動画内で反省していた。

ものが増えない体質になるには

とはいえ、僕もまったく収納をもっていないわけではない。持ち歩いて使うパソコンは「リュック」、シェーバーや歯ブラシなどの水まわりのものは「トラベルポーチ」に入れて収納している。

これらの収納用品に共通するのは、すべてが「収納以外の使いみちがある」ということ。いずれも「収納」と「持ち運び」の両方を兼ね備えている。

家族形態やライフスタイルによって、「収納のための収納」が必要な場合もあるだろう。大切なのは、「整理する前に、収納をなくせないか」を考えることだ。

「収納のための収納」をもたなければ、ものが増えない体質になれる。