【京都小6男児行方不明】カギは“通学用かばん”の情報か「仮に刑事事件だとすれば…犯人のみぞ知る情報がここに」長引く捜索…元兵庫県警・刑事部長が語る『3つのポイント』

行方不明19日目…元兵庫県警幹部の見立ては?

  京都・南丹市の小学6年・安達結希さんが行方不明になってから19日目。これまでの捜索では「通学用かばん」以外に有力な手がかりは見つかっていません。

 警察はきょう10日も約50人態勢で市内全域を捜索。9日に捜索が行われた山でも、シャベルで地面を掘るなどの捜索が行われました。

 長びく捜索…現時点における3つのポイントとは?そして、今後カギとなるのは?元兵庫県警・刑事部長の棚瀬誠氏に聞きました。

【目次】

▶「報道されていることが全て」なのか

▶本人が「自発的に動いている可能性」排除されるか否か

▶「いくつかの点を線で結び、決め手となるものを探しているのでは」

10日の捜索 棒・シャベルなど持ち雨の山中へ

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 10日の捜索は約50人態勢。そのうち約10人が「神社周辺」の捜索にあたりました。

 安達さんが行方不明になったとされる園部小学校から直線距離で約6km、車で約15分の場所です。

 午前11時ごろ、雨で地面がぬかるむ中、長靴を履き、金属製の細い棒・シャベル・メジャーなどを手に持ち、「普段は立ち入らない」(地元住民)山道に警察が入っていきました。

 これまでの主な捜索場所は次のとおりです。

 <主な捜索場所 4/3~4/10>

  ▼4月3日「北ダイ大池」→かばん発見

  ▼4月5日「新池」

  ▼4月6日「山」

  ▼4月7日「自宅周辺の山」

  ▼4月9日・10日「神社周辺」

  ※その他:市街地など

ポイント1「報道されていることが全てでない」可能性も

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 現段階の捜索状況について、元兵庫県警・刑事部長の棚瀬誠氏はポイントを3つ挙げています。

1つ目は、「報道されていることが全てでない」という点です。

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「警察は事件・事故両面で活動を続けているはずですが、仮に刑事事件である場合、容疑者のみが知る情報は証拠になりますので、秘密となります」

 「この秘密をメディアに公開してしまうと、犯人以外の人も知ることになってしまうため、警察は出したくても出せない。公にできない情報は少なからずあると思います」

ポイント2「長期化すると刑事事件の可能性が高まる」

 2つ目は、「長期化すると刑事事件の可能性が高まる」という点です。

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「小学生の行方不明事件は数日で見つかることが大半で、日にちが長くなるほど刑事事件の様相を帯びてくるという印象が強いです」

 「今回については、目撃証言も出てこない、防犯カメラの映像もない。警察は通行車両の車載カメラのデータも把握に努めているはずですが、そういった観点からも情報が少ないとなれば、事件に巻き込まれている可能性はおのずと高まると思います」

ポイント3「カギはランリュックの情報」

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 ポイントの3つ目、カギは「ランリュックの情報」だといいます。

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「仮に刑事事件だとすれば、このランリュックは『本人以外の人が置いた』ということになります」

 「そうすると、置かれる前はどこかに隠されていたはずですから、その隠していた場所から持ってきた人間の動向やその前後の動きは、事件の立証のために参考になる情報です」

 「そういう意味では、犯人のみぞ知る情報がここに蓄えられているということになります」

「本人がまだ自発的に動いている可能性は排除できない」

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 ここ数日は、カバン発見場所から離れたところを捜索していますが、この意味については…

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「相対的な意味で事件性が高い印象がありますが、本人が自発的にあの場所にあのタイミングでランリュックを置いたのであれば、本人が移動しているということになりますから、あの山以外にも移動先があるということを前提に捜索していくのだろうと」

 「その捜索のタイミングでダイレクトに見つかるかどうかは別としても、立ち寄った形跡が見受けられるのであれば、本人がまだ自発的に動いている可能性は排除できないので、そこを模索している」

「ランリュック以外の物が埋められているとか…」

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 金属棒やシャベルを使った捜索の意味については…

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「何かを掘っているということだと思います。これはおそらく、刑事事件としての捜査の観点も入っていると思いますが、ランリュック以外の物が埋められているとか、隠されているということを考えると、掘って見てみるという可能性はあるかなと思います」

「今は決め手となるものを探しているのでは」

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 10日時点での、警察の捜索態勢は次のとおりです(人数はおよそ)。

 <3月>

  ▼3月23日 20人(行方不明当日)

  ▼3月24日 60人

  ▼3月25日 60人

  ▼3月26日 50人

  ▼3月27日 50人

  ▼3月28日 30人

  ▼3月29日 40人(かばん発見)

  ▼3月30日 40人

  ▼3月31日 40人

 <4月>

  ▼4月1日  30人

  ▼4月2日  40人

  ▼4月3日  50人

  ▼4月4日  40人

  ▼4月5日  40人

  ▼4月6日  40人

  ▼4月7日  60人

  ▼4月8日  30人

  ▼4月9日  50人

  ▼4月10日 50人

「いくつかの点を線で結び、決め手となるものを探しているのでは」

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 棚瀬氏は「捜索態勢は適正な人数では」と指摘します。

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「人数の上限だけで警察の活動内容を推し量るのはなかなか難しいと思います。捜索対象の広さや天候によってかけられる時間が限られるのであれば、残りの変数は人数ということになりますから、その人数の上限を適正な捜索場所にあてているというのが現状だと思います」

 また、「今はいくつかの点を線で結び、決め手となるものを探しているのでは」と言います。

 (元兵庫県警・刑事部長 棚瀬誠氏)

 「事件であれ、事故であれ、手がかりが少ない中、参考となる情報や本人が立ち寄りそうな場所の情報を少しずつ集めながら、捜索すべき場所を1つ1つ丁寧に潰しているというのが現状だと思います」

安達結希さんに関する情報をお寄せください

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 安達結希さんに関する情報がありましたら、下記までご連絡ください。

 ▼南丹警察署・生活安全課

 (0771)62-0110

 <安達結希(あだちゆき)さん(11)>

  ▼身長約134.5cm・やせ型

  ▼上半分が黒・下半分が灰色のフリース

  ▼胸に「84」と書かれた灰色のトレーナー

  ▼ベージュのズボン

  ▼黒色のネックウォーマー

  ▼黒色のスニーカー

  など

 (2026年4月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)