【国公立大医学部に強い高校ランキング】私立1位は19年連続で東海、公立1位は前年から9人増の札幌南…国立1位は?

人気も難易度も高い医学部受験。高校へのアンケートなどをもとにした大学合格者ランキングで、国公立大医学部医学科の合格者が多い高校をランキングで紹介する。現役で医学部受験に強い高校はどこか。
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国公立大医学部医学科への現役合格者数ランキングを見てみよう。
私立高校1位は東海(愛知)で57人が現役合格した。既卒生も含めると合格者数は、昨年から2人減らして106人になる。国公・私立高校全体で19年連続で最多となった。
全学部でみると、東海は東大が20位、名古屋大は6位なので、医学部合格者が突出して多い。医系専門予備校メディカルラボ教務統括の可児良友さんは言う。
「もともとは僧侶養成校でしたが、高校になった当初から生徒は医師の子弟が多く、自然と医学部志望者の多い高校になったそうです」
東海地方は医学部が多く、東海からは、名古屋大27人をはじめとした地元大合格者を出し、そのうえ、北海道から九州まで幅広く合格していることが、医学部への大量合格を支えた。
「生徒は学校がテコ入れしなくても、自主的に二次試験対策をしています。そこで学校ではあえて入試直前まで『青チャート』を解く授業もあるそうです。つまり、基礎を徹底しているのです」(可児さん)
これが、今年の入試には特に生きたと可児さんはみる。
「今年は共通テストが難化して、80%以上の得点層が、前年の6割に減少しました。物理では例年の出題傾向とは異なる問題もあり、全体的に普段通りの点数を取れなかった生徒が多かった。そんな年だったからこそ、土台作りをしていた東海高校の生徒は、試験の傾向が変わっても対応できたのだと思います」
私立高校2位は洛南(京都)と久留米大附設(福岡)で、現役合格は49人。前年に比べて洛南は11人、久留米大附設は8人と大きく増えた。
「久留米大附設は大学の出題傾向を踏まえて、生徒の特性や成績に合わせて、生徒と受験校をマッチングする指導をしているそうです。高校の指導が生きたのでしょう」
公立高校では1位が札幌南(北海道)で32人。2位が浜松北(静岡)と熊本(熊本)で24人となった。
「公立高校は、地元の地域枠受験を活用するなど、地元の医学部に進む傾向があります」
国立高校では、1位が広島大附(広島)で20人。2位が金沢大附(石川)で17人だった。
■国公立大医学部医学科現役合格者数ランキング
数値は高校へのアンケートを基にした速報値のため、今後変動することがある。アンケートは全国約4200高校に対し、本誌とサンデー毎日、大学通信が合同で実施した。総合型・学校推薦型選抜などの合格者を含む人数(3月31日現在判明分)。未回答・非公表の学校は掲載していない。卒業生数は定時制・通信制を除いた全日制の人数。現役合格者数を基準にランキングした。(協力・大学通信)

(編集部 井上有紀子)
※AERA 2026年4月20日号
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