栃木強盗殺人、事件前に高速SAで指示役夫婦と実行役の高校生が合流・最終確認か…夫婦と初対面だった少年も

送検される竹前美結容疑者(19日午前8時28分、宇都宮東署で)
栃木県 上三川(かみのかわ) 町で親子3人が死傷した強盗殺人事件で、14日朝の事件前に、実行役とされる16歳の男子高校生4人と、現場の指示役とされる夫婦2人が車2台で移動し、途中の高速道路のサービスエリアに集合していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。6人の中には初対面だった人物もいたとみられ、強盗に入る手順などを最終確認していた可能性があるという。

押収された高級外国車(16日午前11時53分、栃木県警下野署で)
県警はこれまでに、相模原市と川崎市の男子高校生4人と、横浜市港北区小机町、無職竹前海斗(28)、妻の美結(25)の両容疑者を強盗殺人容疑で逮捕している。
捜査関係者によると、防犯カメラ映像などから、現場の指示役の夫婦は、親族名義で長野ナンバーの白い軽乗用車を使用していたことが判明。県警はすでに車両を押収している。実行役の少年4人は事件現場までの移動に白色のセダンタイプの高級外車を使っていたが、この車は第三者名義で、夫婦が用意して使わせたとみられている。
事件前に6人が集合したのは、上三川町の被害者宅に向かう途中の高速道のサービスエリアで、強盗の手順の最終確認などをしていた可能性があるという。少年の一部は夫婦と面識があったことが分かっているが、夫婦とはこの日が初対面だった少年もいたとみられる。

強盗殺人事件があった現場住宅(15日午前11時40分、栃木県上三川町で、読売ヘリから)=稲垣政則撮影
また、事件現場で少年のものとみられる衣類が脱ぎ捨てられていたことも、捜査関係者への取材で分かった。県警は逃走時に発見されにくくするためだった可能性があるとみて調べている。被害者宅近くの民家では長さ60~70センチで銀色のバールも見つかり、県警が押収した。住人によると物置と車庫の隙間に隠すように置かれていたという。
竹前海斗容疑者は19日午前、拘束し続けて取り調べる必要性があるかを見極める「勾留質問」を受けるため宇都宮地裁に護送され、美結容疑者も宇都宮地検に送検された。2人は容疑を否認しており、県警はさらに上位の指示役がいるとみて捜査を進める。