専門家「金目当ての犯行ではないのでは」玄関の血痕“2つの可能性”兵庫・たつの市母娘遺体
兵庫県の住宅で母と娘が遺体で見つかった事件。家の中には“現金が入ったままの財布”が残されていることがわかりました。専門家は「金目当ての犯行ではないのではないか」と分析しています。
■血痕は家の外にも
兵庫県たつの市の住宅では、21日も雨が降るなか鑑識作業が行われました。
19日、母親の田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)が血を流して死亡しているのが見つかった事件で21日、玄関について新たな情報が明らかになりました。
捜査関係者への取材で玄関を出た先、家の外にも血痕があったことがわかりました。
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遺体が見つかった19日、玄関先に透明のシートのようなものが広げられていました。そのあたりで血痕が確認されたのでしょうか。
安否確認のため田中さん親子の住宅を訪れた警察官によって見つかった遺体。玄関のすぐ近くに母親の澄恵さん、その先の廊下に娘の千尋さんが倒れていたといいます。
2人の上半身に複数の傷があったことがわかっていましたが、さらに首にも刺し傷があったということです。
■専門家「殺すのが目的だったということ」
遺体発見時、玄関のドアに鍵はかかっておらず、窓ガラスが割られた形跡もなかったという田中さん親子の住宅。家の中には財布が残されていて、“現金が入った状態”だったということも捜査関係者への取材でわかりました。
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“現金が入っていた財布”が残されていたことについて、元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之さんは…
鳴海達之さん
「強盗とか窃盗目的ではない。(強盗や窃盗)目的ならそういったものを残さない。首を狙うというのは、完全に死亡させることが目的。殺意があるのと、殺すのが目的だったということ」
今回の事件は“カネ目当て”ではないのではと分析。玄関に残っていた血痕については、2つの可能性が考えられるといいます。
鳴海達之さん
「1つは、被害者側の血液が凶器に付着し落ちた。もう1つは、刺した犯人がケガをして血液が落ちた」
現時点で現場から、凶器とみられる刃物は見つかっていません。
2人は、遺体の状況から死後数日がたっているとみられます。最後に生存が確認された時期については、まだわかっていません。
警察は2人が何者かに殺害された疑いがあるとみて、21日に遺体の司法解剖を行い、死因や死亡した時期などを詳しく調べる方針です。