「ブルブル震えていた」指名手配の男か…“不審者”目撃した住民も 容疑者の“幼なじみ”「口数は少ないけど普通な子」 兵庫・母娘殺害事件
兵庫県たつの市で母親と娘が殺害された事件で、公開捜査となった男の行方は現在もわかっていません。男は事件発覚前、警察に「人を殺した」という趣旨の話をしていたということです。
■住所・職業不詳の大山賢二容疑者(42)を全国に指名手配

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25日午後9時すぎ、兵庫県たつの市の建物に入っていった捜査員。中でライトをつけて、調べている様子がありました。周辺住民によりますと、この家で不自然な物音がするといった情報があったといいます。ただ、5分ほど調べたところ、異常はなかったということです。
緊迫する、たつの市内─。
全国に指名手配された、住所・職業不詳の大山賢二容疑者(42)。今月19日に、兵庫県たつの市の住宅で親子2人が殺害されているのが見つかった事件で、娘の田中千尋さん(52)を刃物のようなもので複数回刺し、殺害した疑いがもたれています。
■母娘の遺体発見前 防カメに似た人物

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兵庫県警が公開した、大山容疑者の映像。今月17日、つまり親子の遺体が見つかる2日前に事件現場近くで、撮影されたものです。
手配写真と同じくメガネをかけているほか、黒い帽子をかぶり、マスクをつけていて、手には黒いカバンを抱えています。
一方、私たちが入手した防犯カメラの映像は、同じく今月17日にたつの市内で撮影されたもので、警察が公開した映像に映っていた大山容疑者と、服装がよく似た人物が歩いています。事件現場から350メートルほど離れた場所で、この人物は現場の方へと向かっていました。
親子が死亡したのは、今月13日と推定されているため、この映像が撮影されたときには、2人は殺害されていたとみられます。
■指名手配の男か “不審者”目撃した住民も

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そして、この日、住民は不審な人物を目撃していました。
17日に不審者を目撃
「娘から連絡が入って玄関先に男の人が座ってて、気持ち悪いから家に入れないという電話がきて。(男は)階段のところにかけていたみたいで、顔は見えなくて『すみません』って声かけたら完全に無視。『用事ですか?なんですか?』と言ったら、すーって立って人の顔見てまた腰かけた。主人がシャッターあけて(男と)鉢合わせして、やりとりあったみたいだけど反応があまりにもおかしい。返事もしない。『立て』と言ったら立てないぐらい。ブルブル震えていた」
◇

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その、不審人物の服装は…。
17日に不審者を目撃
「すごい薄着で黒い帽子にメガネ、白いマスク。上着が白っぽい薄着、下が黒パンツ姿」
警察が公開した映像に映っていた大山容疑者の服装と、特徴が似ていました。
17日に不審者を目撃
「出て行けと言って敷地内から出て行かせて。動きがすごいにぶかった。ひょろひょろ。まっすぐ歩けない、ひょろつきながら出て行った」
■事件発覚前 警察官が容疑者と“接触”も…逮捕に至らず

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行方がわからなくなっている大山容疑者。実は事件発覚前に、警察は大山容疑者と接触していました。それは、たつの市から20キロ以上離れた、高砂市でのことです。
今月16日。大山容疑者が市内の路上で寝ていたところを通報され、警察官がかけつけて話を聞いていたといいます。そのとき、大山容疑者は「人を殺した」という趣旨の話をしていたということです。ただ、話がかみ合わなかったため、逮捕には至らず、警察は、大山容疑者を過去に住んでいたとみられる家がある現場付近まで送り届けたということです。
その後、大山容疑者の所在はわからなくなっていて、凶器とみられる刃物も見つかっていません。
■公開捜査に至るまでの経緯を整理

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情報を地図上で整理します。
田中さん親子の遺体が発見されたのが、今月19日。死亡したのは13日ごろだと推定されています。自宅には現金が入った財布や預金通帳は残されていました。
大山容疑者は16日に、高砂市で警察に職務質問を受けると、「人を殺した」という趣旨の話をしていましたが、警察により、現場付近まで送り届けられました。
その後、17日には、たつの市内を歩く様子が防犯カメラに映っていたものの、現在は行方がわからなくなっています。
そして24日、警察は、大山容疑者を殺人容疑で公開捜査するに至りました。
■約10年前、被害者親子と容疑者は隣の家に住む

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大山容疑者と親子との間にいったいなにが、あったのでしょうか。両者の接点のひとつが…。
記者
「大山容疑者はおよそ10年前、被害者の家の南隣にある空き家に住んでいて、現場周辺に土地勘があったとみられるということです」
大山容疑者が住んでいたのは、田中さん親子が住んでいた家の真横にある茶色い家です。現在は空き家になっていますが、警察は25日、この家の家宅捜索を行ったということです。
■容疑者の“幼なじみ”「口数は少ないけど普通な子」

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大山容疑者は、どのような人物なのでしょうか。10代まで交流があった、幼なじみだという人は。
大山容疑者の幼なじみ
「おとなしくて口数は少ないけど普通な子。キレたらなにするかわからないとか一切なく、怒るような子でもない。おっとりしていて」
◇

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学生時代の大山容疑者を見たことがあるという近隣住民は…
近隣住民
「おとなしい方ですよ。こんなことなるとは思いませんでした。かわいい子、人形みたいな子、痩せていた。高校に入る前、中学校の前半くらいからあんまり見なくなったかな」
同じ中学校だったという人からは。
大山容疑者と同じ中学校
「印象的には暗いような感じの子。事件起こすようなタイプの人ではなさそうな感じ。 やはり犯人捕まらないと毎日不安なので、施錠したりとか外で遊ばないように気をつけてます」
■いったいどこに…? 今後の捜査のポイントは

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大山容疑者は、いまどこにいるのでしょうか。
元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は、今後の捜査について、今月16日に高砂市で職務質問をしていたことが、重要になると指摘します。
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「追跡捜査をしなきゃいけない。16日に職務質問したときに所持品があるとすれば、その所持品から追跡できる材料がないかどうかを改めて確認する。車で任意同行したのならどこかに指紋がついてないかを調べて、中で指紋の採取をしたり」
特にポイントとなるのが、高砂市への移動手段だといいます。
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「徒歩で移動したのなら、これから先もお金がないなら、徒歩でどっかに移動しなきゃいけない。徒歩で移動できる範囲ってそんなに広くはないですよね。じゃあ先回りしてどっちの方を押さえていこうか、というふうなやり方も当然できるわけです。交通手段を使うのであれば駅であるとかバスであるとか、そういったところの防犯カメラを追いかけていけば少しは足取りがつかめると思います」
(5月25日放送『news zero』より)