台風6号(チャンミー) 沖縄・奄美は荒天に警戒 九州〜本州でも大雨のおそれ

台風6号(チャンミー) 沖縄・奄美は荒天に警戒 九州〜本州でも大雨のおそれ
2026/05/28 22:05 ウェザーニュース
5月28日(木)21時現在、台風6号(チャンミー)はフィリピンの東をゆっくりと北上しています。
週末にかけて発達し「非常に強い」勢力になり、6月1日(月)から暴風域を伴って沖縄や奄美に接近するため荒天に警戒が必要です。週中頃には九州〜本州でも大雨となる可能性があります。▼台風6号 5月28日(木) 21時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 ゆっくり
中心気圧 998 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
沖縄 6月スタートとともに荒天のおそれ
台風6号はまだ台風として下限の勢力ではあるものの、29日(金)からは海面水温や風など発達に適した環境を進むことで次第に勢力を強める見込みです。
30日(土)には中心付近の最大風速33m/s以上の「強い」勢力、31日(日)には最大風速44m/s以上の「非常に強い」勢力にまで発達することが予想されています。
6月1日(月)〜2日(火)には強い勢力で沖縄本島から奄美群島にかなり近づく見通しです。沖縄に接近する台風は昨年11月の台風26号以来で、今年初めてになります。
暴風域を伴ったまま近づくことで、大雨や暴風、高波などの影響が大きくなりますので、早めに対策を進めるようにしてください。
西日本〜東日本にも影響 大雨の可能性

台風が沖縄付近を進む6月2日(火)の時点で、高気圧と台風の間を吹く風によって本州方面に湿った空気が大量に送り込まれ、西日本などを中心に雨雲が発達しやすくなる見込みです。
特に九州や四国、紀伊半島の南東斜面などで大雨となりやすいパターンとなる可能性が考えられます。台風がまだ離れていても油断ができません。
その後台風は、大陸から進んでくる上空の気圧の谷と動きを合わせるように東寄りに進路を変えるとみられ、週中頃に九州の南に進む進路が予想されています。
そのまま本州の南の海上を進んだ場合にはさらに西日本や東日本で雨量がさらに増加しますので、今後の動きに注意が必要です。
本州南岸を東北東に進む可能性

参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果 この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。
これらを比較すると、沖縄に接近したあと東北東に進路を変える予測が概ね揃っていて、そのまま本州南岸を東北東に進む予測が多いことが読み取れます。
まだかなり先の予測のためシミュレーション結果には大きな不確実性があり、線が集中しているところを進むとは限りません。この誤差は日が経つにつれて縮小する見込みです。
進路次第で本州方面への影響が大きく変わるため、今後の情報にご注意ください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が5%以上の地域は以下の通りです。(気象庁)
愛媛県 7 %
高知県 7 %
福岡県 10 %
佐賀県 10 %
長崎県 14 %
熊本県 18 %
大分県 10 %
宮崎県 23 %
鹿児島県
薩摩・大隅地方 32 %
種子島・屋久島地方 42 %
奄美地方 60 %
沖縄本島地方
本島北部・中南部 66 %
久米島 56 %
大東島地方 18 %
宮古島地方 47 %
八重山地方
石垣島地方 23 %
与那国島地方 7 %
台風の発生が増え始める時期

平年の台風発生数 台風の発生は今月6日に発生した台風5号(ハグピート)以来で、今月2つめの台風発生です。
今年は1月から5月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から5月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
5月の台風発生数の平年値は1.0個で、例年台風の発生が増え始める時期です。今年も台風シーズンに向けて大雨や暴風への対策を進めるようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風6号の名前「チャンミー(Jangmi/장미)」は韓国が提案した名称で、ばらを意味する韓国語からとられています。
出典・参考
気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構