台風6号(チャンミー) 週明けに強い勢力で沖縄直撃か その後は本州南岸を東進予想

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に, 西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ, 進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差, 台風の暴風域に入る確率, 台風の発生が増え始める時期

台風6号(チャンミー) 週明けに強い勢力で沖縄直撃か その後は本州南岸を東進予想

2026/05/30 10:32 ウェザーニュース

5月30日(土)9時現在、台風6号(チャンミー)はフィリピンの東を北西に進んでいます。

週明け6月1日(月)から2日(火)に強い勢力で沖縄本島付近を通過するおそれがあり、荒天に警戒が必要です。

3日(水)頃には九州〜本州に接近し大雨となるおそれがあります。▼台風6号 5月30日(土) 9時

中心位置 フィリピンの東

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 北西 15 km/h

中心気圧 992 hPa

最大風速 23 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 35 m/s

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に, 西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ, 進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差, 台風の暴風域に入る確率, 台風の発生が増え始める時期

台風6号は海面水温や風などの条件が発達に適した環境を進むことで、今後は勢力を強める見通しです。明日31日(日)には中心付近の最大風速が33m/s以上の「強い」勢力に発達することが予想されています。

沖縄では明日から徐々に波が高くなり始める見込みです。

最新の進路予想では、6月1日(月)の夜〜2日(火)の朝に沖縄本島に最も近づく予想になっています。台風の中心は沖縄本島の西を北上する可能性が高く、その場合は台風の「危険半円」に入るため、いっそう風雨が激しくなるおそれがあります。瞬間的に40m/sを超える暴風や、1時間に50mm以上の非常に激しい雨となるおそれがあり、外出が危険な荒天になる見通しです。

鹿児島県の奄美大島も2日(火)の午前を中心に風雨が強まるとみられます。こちらも進行方向右手側の危険半円にあたる進路を進むおそれがあるため、週末のうちにできるだけの対策を行ってください。

西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に, 西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ, 進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差, 台風の暴風域に入る確率, 台風の発生が増え始める時期

台風が沖縄〜奄美付近を進む6月2日(火)の時点で、高気圧と台風の間を吹く風によって本州方面に湿った空気が大量に送り込まれ、西日本を中心に雨雲が発達しやすくなる見込みです。

その後、台風は大陸から進んでくる上空の気圧の谷と動きを合わせるように東寄りに進路を変え、3日(水)は九州・四国、4日(木)には関東にかなり近づく予想です。台風本体の雨雲もかかり、特に九州や四国、紀伊半島などの南東斜面で地形の影響が加わって雨量が増加します。

コンピューターシミュレーションの計算では、多い所で300mmを超えるような大雨を予想しているものがあり、河川の増水や土砂災害などへの警戒が必要です。

進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に, 西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ, 進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差, 台風の暴風域に入る確率, 台風の発生が増え始める時期

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、沖縄に接近したあと東北東に進路を変える予測が概ね揃っていて、そのまま本州南岸を東北東に進む予測が多いことが読み取れます。

5日先前の予測は平均よりも揃っている方で、予報の誤差は小さい部類です。ただ、わずかな進路の違いでも本州への影響が大きく異なる進路のため、予報の変化に注目が必要です。今後の台風情報にご注意ください。

台風の暴風域に入る確率

120時間以内に台風の暴風域に入る確率が5%以上である府県予報区(気象庁)

福島県 12 %

茨城県 26 %

栃木県 20 %

群馬県 22 %

埼玉県 27 %

千葉県 43 %

東京都

東京地方 29 %

伊豆諸島北部 52 %

伊豆諸島南部 52 %

神奈川県 38 %

新潟県

上中下越 10 %

富山県 12 %

石川県 14 %

福井県 23 %

山梨県 38 %

長野県 37 %

岐阜県 36 %

静岡県 54 %

愛知県 51 %

三重県 71 %

滋賀県 41 %

京都府 40 %

大阪府 54 %

兵庫県 52 %

奈良県 69 %

和歌山県 78 %

鳥取県 19 %

島根県

東部・西部 15 %

岡山県 38 %

広島県 35 %

山口県 36 %

徳島県 68 %

香川県 50 %

愛媛県 67 %

高知県 77 %

福岡県 27 %

佐賀県 20 %

長崎県

北部・南部 29 %

五島 10 %

熊本県 56 %

大分県 58 %

宮崎県 85 %

鹿児島県(奄美地方除く)

薩摩・大隅地方(甑島除く) 86 %

甑島 47 %

種子島・屋久島地方 94 %

奄美地方 95 %

沖縄本島地方

本島北部・中南部(慶良間・粟国諸島除く) 99 %

慶良間・粟国諸島 99 %

久米島 93 %

大東島地方 5 %

宮古島地方 69 %

八重山地方

石垣島地方 11 %

台風の発生が増え始める時期

沖縄本島や奄美大島は台風の「危険半円」に, 西日本太平洋側は台風接近前から強雨や大雨のおそれ, 進路の誤差は比較的小さいが、わずかな進路の違いでも影響に大きな差, 台風の暴風域に入る確率, 台風の発生が増え始める時期

平年の台風発生数 台風の発生は今月6日に発生した台風5号(ハグピート)以来で、今月2つめの台風発生です。

今年は1月から5月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から5月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。

5月の台風発生数の平年値は1.0個で、例年台風の発生が増え始める時期です。今年も台風シーズンに向けて大雨や暴風への対策を進めるようにしてください。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風6号の名前「チャンミー(Jangmi/장미)」は韓国が提案した名称で、ばらを意味する韓国語からとられています。