天皇皇后両陛下と懇談した22歳の伝承者 感じた平和へメッセージ
天皇皇后両陛下が戦後80年というタイミングで、広島を訪問されました。お二人の平和への思いは、様々な人々に影響を与えています。

本川小学校 庄野愛梨教諭 広島テレビ放送
6月20日の朝。訪ねたのは、広島市中区の本川小学校です。新人教師・庄野愛梨さんが、児童に特別な体験を話しました。
■本川小学校 庄野愛梨教諭
「天皇皇后両陛下と、伝承者としてお会いしました。」

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6月19日に広島に到着された天皇皇后両陛下は、慰霊碑に供花したあと、原爆資料館などを時間をかけて見学しました。

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その後、被爆者や、その体験を伝える「伝承者」と懇談されました。その一人が、庄野さんでした。天皇陛下は一人一人に質問し、じっくりと話を聞かれていました。

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■天皇陛下
「お父様のやけどは、その後は?」

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■皇后陛下
「今は、広島市で?」

(左)本川小学校 庄野愛梨教諭/(右)広島テレビ 長島清隆解説委員 広島テレビ放送
6月20日、庄野さんに両陛下との懇談の様子を聞きました。
■広島テレビ 長島清隆解説委員
「お2人が現れたときには、どんな雰囲気になったんですか?」
■本川小学校 庄野愛梨教諭
「入って来られた時にドアが開いて、オーラが違うなと思いました。天皇陛下は穏やかな表情をされていて、うなずきながら私の話を聞いてくださいました。皇后様は私の話にとても熱心に質問をしてくださって、私の話をうなずきながらも聞いてくださったんですけれども、とても熱心に聞いているなという印象でした。」

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庄野さんは大学生の時に研修を受け、伝承者として被爆者の体験を伝えています。その活動を両陛下に話しました。
■本川小学校 庄野愛梨教諭
「私が先月、子どもたちに被爆体験伝承講話をしたので、その話を天皇皇后陛下にお伝えしました。その際に天皇陛下から『子どもたちはどんな反応でしたか?』などの質問がありました。」

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さらに、こんな質問も。
■本川小学校 庄野愛梨教諭
「『何年生を担任されていますか?』ということを聞かれたので、『3年生です』と答えたら、『難しい学年ですね』ということも言われていました。」

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庄野さんは今回、懇談が実現したのは、若い世代に向けた両陛下のエールが込められていたのではないかと受け止めています。
■本川小学校 庄野愛梨教諭
「なかなか若い世代が研修を受けて伝承者になったりとか、土日に活動することは、やはり難しいことではあるんですけど、いつかいなくなる被爆者の方の思いを、一人で多くの人に伝えて、一人でも多くの人が受け取ってくださいねというメッセージが込められていたんじゃないかと思います。」

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6月19日夜、宮内庁は会見で天皇皇后両陛下の感想を発表しました。庄野さんら伝承者についても触れられています。
■天皇皇后両陛下の感想
「被爆された方々の体験を伝承する活動をされている若い方々ともお話しし、戦争を知らない世代のみなさんが、被爆された方々のご苦労を丁寧に語り継ごうとされていることを、意義深いことと思いました。」
戦後80年の2025年、両陛下は令和の「慰霊の旅」を続けられています。4月には硫黄島、6月には長女の愛子さまもご一緒に沖縄を訪問されました。そして、6月19日と20日に広島訪問のほか、9月には長崎訪問を予定されており、平和への強い思いが感じられます。
【テレビ派 2025年6月20日放送】