ウクライナ軍が敵の拠点にフランス製の精密誘導兵器をお見舞い
- フランス製の精密誘導爆弾を活用するウクライナ
- ロシア軍の装備を破壊
- ドローン基地と化していた検問所
- 地上拠点に対する攻撃を強めるウクライナ
- ウクライナがロシア領の基地を爆撃
- ロシア連邦保安庁の通信・指揮拠点
- 重要なインフラを破壊
- フランスから供与された兵器を使用
- ウクライナ軍は3日前にも別の基地を攻撃
- 空爆成功を伝えるTelegram投稿
- ウクライナ軍はMiG-29戦闘機を使用
- 基地には多数の人員がいた
- トロエボルトノエ検問所
- 作戦の詳細は不明
- フランス製AASMを繰り返し使用
- AASMハンマーとは?
- 相手の射程圏外から攻撃可能
- 2007年に実戦配備
- ウクライナに多数供与されたAASM
- 在庫が増えれば空爆も増える
- 2024年12月にも同様の作戦を実施
- バフムトでの空爆も第40戦術航空旅団が担当
フランス製の精密誘導爆弾を活用するウクライナ

ウクライナ軍参謀本部によれば、同国空軍は3月27日にロシア領ブリャンスク州の集落、ポガルにあるロシア側の国境検問所に対し、精密爆撃を加えたという。ウクルインフォルム通信が報じた。
ロシア軍の装備を破壊

この空爆は成功し、通信設備や電子戦装置、監視カメラをはじめとするロシア軍の装備が破壊されたほか、ロシア兵15~40人が排除されたとのこと。
ドローン基地と化していた検問所

ウクライナ軍参謀本部いわく、ポガルの国境検問所は以前からロシア軍のドローン基地と化していたという。そして、この検問所が破壊されたことにより、ロシア軍はスーミ州およびクルスク州方面に駐留するウクライナ国防軍に対する戦闘能力を低下させたとのこと。
地上拠点に対する攻撃を強めるウクライナ

ウクライナ軍はこのところ、ロシア軍の地上拠点に対する攻撃を強めており、国境検問所に対する空爆もその一環だ。なお、この作戦の様子を捉えた映像などは公開されていないが、以前に行われた同様のケースではドローンから撮影した動画が公開されている。
ウクライナがロシア領の基地を爆撃

2月27日、ウクライナ軍参謀本部は第40戦術航空旅団に所属する部隊がブリャンスク州に位置するロシア軍基地を空爆したと発表。その様子をSNS上に投稿した。
ロシア連邦保安庁の通信・指揮拠点

ターゲットとなったのはウクライナとの国境地帯に位置するベラヤ・ベリョースカ村付近に設置されていたロシア連邦保安庁(FSB)の拠点だ。ウクライナ軍参謀本部はこの拠点について、ロシア軍の通信・指揮センターだったとしている。
画像:Telegram @GeneralStaffZSU
重要なインフラを破壊

ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」によれば、ウクライナ軍参謀本部はTelegram投稿の中で、「この攻撃によって、敵の通信機器や信号増幅器、衛星通信機器をはじめ、指揮系統に用いられる軍事インフラが破壊された」と主張。
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フランスから供与された兵器を使用

ウクライナのTelegramチャンネル「Sunflower」によれば、ウクライナ軍はフランスから供与されたAASM(通常爆弾を精密誘導兵器にするための装置)を装着した250キログラム爆弾2発を、MiG-29戦闘機から発射したとのこと。第40戦術航空旅団は、「キーウの幽霊」旅団という異名で知られている。
ウクライナ軍は3日前にも別の基地を攻撃

「Miltarnyi」によれば、第40戦術航空旅団は今回の空爆の3日前にも、ブリャンスク州にある別のロシア軍基地を攻撃し、その様子を動画で公開していたという。
空爆成功を伝えるTelegram投稿

Telegramチャンネル「Sunflower」がウクライナ軍による空爆の様子を捉えた映像を2月25日に投稿し、その成功を伝えたのだ。
画像:Telegram @soniah_hub
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ウクライナ軍はMiG-29戦闘機を使用

作戦がいつ実施されたのかは不明だが、「Militarnyi」によれば、空爆に用いられたのが第40戦術航空旅団に所属するMiG-29戦闘機であることは間違いないそうだ。
基地には多数の人員がいた

前出の「Sunflower」いわく、標的となったロシア軍の検問所には通信システムや電子戦装備に加え、多数の人員が集まっていたとのこと。
トロエボルトノエ検問所

報道によれば、ウクライナ軍による攻撃を受けたのはロシアとウクライナの国境付近にあるトロエボルトノエ検問所だという。
画像:Telegram @soniah_hub
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作戦の詳細は不明

公開された26秒間の動画から作戦の詳細を知ることはできない。とはいえ、攻撃前後の様子は映っており、使用された武器の分析は可能だ。
画像:Telegram @soniah_hub
フランス製AASMを繰り返し使用

「Militarnyi」いわく、2月25日の空爆に用いられたのはフランス製のAASMハンマーを搭載した爆弾2発だと見られる。これは2月27日の攻撃で用いられたのと同じ兵器だ。
画像:Telegram @soniah_hub
AASMハンマーとは?

ウクライナの軍事情報サイト「Defense Express」によれば、AASMハンマーは旧式の無誘導爆弾を長射程の精密誘導兵器に変えることができる追加用キットだという。
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相手の射程圏外から攻撃可能

軍事情報サイト「Army Recognition」いわく、AASMハンマーは威力の高い「全天候型のスマート空対地スタンド・オフ兵器」だ。
AASM開発の経緯

さらに、同サイトはこの兵器について、「AASMハンマーは、全天候で使用できる精度の高いモジュール式空対地兵器に対するニーズを満たすために開発された」と解説。
2007年に実戦配備

フランスは2007年にAASMハンマーを空軍および海軍航空隊に配備。1000キログラム爆弾用をはじめ、複数のタイプが存在する。
画像:Wiki Commons By Killersurprise64 - Own Work
ウクライナに多数供与されたAASM

フランス製AASMは2024年3月に初めてウクライナに供与され、2024年末までに600基が引き渡されたものと見られる。軍事情報サイト「The War Zone」が伝えた。
在庫が増えれば空爆も増える

一方、「Militarnyi」は「ウクライナ軍における誘導爆弾の在庫が増えれば、敵陣地や人員に対する精密攻撃がより頻繁に行われるようになるはずだ」としている。
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2024年12月にも同様の作戦を実施

ウクライナ軍がAASMハンマーを使用してロシア軍の拠点を空爆したのは今回が初めてではない。2024年12月にも、ドネツク州バフムトにあったロシア軍拠点に対し、同様の攻撃を行っているのだ。
画像:Telegram @soniah_hub
バフムトでの空爆も第40戦術航空旅団が担当

このときもウクライナ軍第40戦術航空旅団に所属するMiG-29が、バフムトの建物をターゲットとして攻撃を実施した。
画像:Telegram @soniah_hub
高層ビルに命中

同ウェブサイトいわく、「動画から判断すると、爆弾は2発だったようだ。ほぼ同時に高層ビルに命中した」とのこと。ただし、破壊されたのは建物の一部だけだったという。
画像:Telegram @soniah_hub
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