仕事に追われていた頃とは違う3分間。雨降る朝に食べたカップラーメン/おばけのおいしいひと休み(2)

雨降る朝に食べた「カップラーメン」

真面目な性格ゆえに仕事をがんばりすぎてしまい、心と体が悲鳴をあげた日。気がついたら僕は「おばけの姿」になっていた…。

休職しても無気力な状態は変わらず。それでも1週間、1ヶ月、半年…とゆっくりとした時間を過ごすうちに僕が気づいたこと。それは「おいしいごはんを食べると、心がふっと軽くなる」ということ。

仕事に追われていた頃は感じなかった、食べ物の味。無気力な心に刺激を与えてくれたのは、自分で作る毎日のごはん、ふと思い出した懐かしい味、旅先の食事だったのです。

おばけの姿になってしまった「僕」の心が、少しずつ回復していくまで…。心がほっと安らぐエピソードをお送りします。

※本記事はのもとしゅうへい著の書籍『おばけのおいしいひと休み』から一部抜粋・編集しました。

雨の朝のカップラーメン

今日はどこにも行かなくていいのか…

部屋の中は不思議と居心地がいい

家に何かあったかな

ひとまずお湯をわかすことにする

だけど今日は急ぐ必要がない

時間の感じ方はこうも違うのか…

勢い余って急いでかき込む

こんなにおいしかったんだな…

著=のもとしゅうへい/『おばけのおいしいひと休み』