クリミア大橋がまたしても一時通行止めに:原因はウクライナ軍による攻撃か?
クリミア大橋の付近で爆発音、橋は一時通行止めに

6月29日、クリミア大橋がふたたび一時通行止めに陥った。付近で爆発があったという報告に加え、ケルチ市にあるロシア軍の防空システムが作動したことを受けた措置だという。『キーウ・インディペンデント』紙が報じた。
爆発音を聞いたという証言

同紙によれば、ウクライナのTelegramチャンネル「Crimean Wind」が複数回の爆発音を聞いたという住民の証言や、ロシア軍の防空システム作動を伝えたという。
ロシア軍の防空システムがミサイルを発射して応戦する

同チャンネルいわく:「ケルチ市で爆発音があり、ロシア軍の防空システムがミサイルを発射している。また、クリミア大橋の街灯も消されている」
公式には原因不明

一方、『キーウ・インディペンデント』紙によれば、クリミア大橋(別名:ケルチ海峡大橋)は一時通行止めとなったが、その原因は不明だという。
一時間後には通行再開

通行止めは橋の損傷を受けた措置、あるいは予防的な措置だった可能性もあるが、1時間後には通行が再開されたとのこと。
繰り返されるクリミア大橋に対する攻撃

『キーウ・インディペンデント』紙はクリミア大橋が開戦以来、ウクライナ軍にたびたび狙い撃ちされていると指摘。
6月3日に行われた大規模攻撃

実際、今年6月3日には、ウクライナ保安庁がクリミア大橋の支柱を支える構造体に手の込んだ攻撃を加え、大きな注目を浴びた。
水中にある基礎を爆破

ウクライナ保安庁の声明によれば、同国はクリミア大橋の橋脚を支える基礎に爆発物を仕掛け、水中で爆破することによって深刻な被害を与えたとのこと。
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攻撃は成功

同保安庁いわく、この作戦は数ヶ月の準備期間を経て実行されたものであり、目覚ましい成功を収めた。なお、水中にあるクリミア大橋の基礎部分には、TNT火薬1,100kg分に相当する爆薬が設置されていたそうだ。
画像:Telegram @SBUkr
映像から見えてきた作戦の一部始終

同保安庁が公開した映像には、はじめ穏やかな海面が映っていたが、突然、爆発によって海水が噴き上がり、構造物の一部が損傷する様子が見てとれる。
画像:Telegram @SBUkr
橋の上から撮影された写真

一方、橋の上を通る路上から撮影された写真も公開されているが、ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」によれば、路面に大きな損傷は見られないとのこと。
画像:Telegram @SBUkr
攻撃後、橋は通行止めに

ウクライナ保安庁の声明によれば、最初の爆発は現地時間午前4時44分に発生し、民間人に死傷者は出ていないという。なお、攻撃後にクリミア大橋は通行止めになった、とCNN放送が伝えている。
SBUトップのコメント

『キーウ・インディペンデント』紙によれば、ウクライナ保安庁のヴァシリ・マリューク長官は「…… ウクライナ保安庁は必ず作戦をやり遂げ、同じことは繰り返しません」とコメント。
クリミア大橋に対する攻撃は今回が初めてではない

同長官はまた、ウクライナ保安庁が以前に行った攻撃にも言及。2022年にはトラック爆弾を用いた作戦により、燃料輸送車両が炎上して橋は機能不全に陥ったほか、2023年にもウクライナ海軍と連携した攻撃が行われている。
水中ドローンを用いた攻撃

ロイター通信によれば、2023年に実施された作戦では水中ドローン2機が使用され、橋の一部に損傷を与えたという。そして、今回の攻撃でも水中ドローンが用いられたのではないか、とする報道も出始めている。
ロシア側の偵察ドローンがウクライナの水中ドローンを撮影?

実際、最初の爆発の直後にはAIM-9M対空ミサイルを搭載した水中ドローン「マグラ V7」の姿がロシア側の偵察ドローンによって撮影され、ロシアのTelegramチャンネル上でその動画が公開されているようだ。
画像:Telegram @russian_airborne
ドローンが使用されたことの傍証

この「マグラ V7」については、ロシア軍のランセット・ドローンが機首部分に突入し、行動不能に追いやったと報じられている。「Militarnyi」はこの情報について、今回の作戦にドローンが使用されていたか、補助的な役割りを果たしたことを「間接的に」裏付けるものだと分析している。
画像:Telegram @russian_airborne
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