破壊されるウクライナ経済:被害総額はなんと1,760億ドル
ウクライナ侵攻による被害総額

ロシアによるウクライナ侵攻はウクライナの経済を破壊し続けている。なんと、開戦以来の被害総額は1,760億ドルという途方もない規模に達してしまった。
被害・ニーズに関する緊急評価(RDNA)

この数字は、ウクライナに関する国連主導の被害状況調査「被害・ニーズに関する緊急評価(RDNA)」の最新版によって示されたものだ。
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被害の大部分は住宅

被害の内訳を見ると、その大部分は住宅に集中している。ウクライナでは8軒に1軒の家屋(およそ13%)が半壊・全壊しており、その被害額は576億ドルに上るのだ。
寸断される交通網

続いて大きなダメージを受けているのは交通網だ。道路や橋、鉄道に関する被害額は367億ドルに達しており、これらの修復が戦後復興の課題になるものと見られる。
破壊される電力インフラ

また、ウクライナ国内の発電所や変電所はロシア軍による攻撃のターゲットとなっており、停電は日常茶飯事だ。そんな中、電力インフラの被害額は205億ドルに上っている。
商業、教育、農業における被害

なお、その他の部門における被害額は商業・工業が175億ドル、教育・研究が134億ドル、農業が112億ドルとなっている。
観光にもダメージ

さらに、水道インフラの被害額は46億ドル、文化・観光部門の被害額は41億ドルと見積もられた。
その他の部門

前記の主要8部門に加え、その他の経済活動でも合計103億ドルの被害が生じているとのこと。
開戦から2024年12月までの被害額

この調査はウクライナ政府、世界銀行、欧州委員会、国連の要請によって行われたものであり、開戦から2024年12月までの被害額を評価したものとなっている。
戦後復興に必要なコストは5,240億ドル

さらに、戦後のウクライナを復興させるには、10年間で5,240億という莫大なコストがかかるとのこと。
対応に動き出したウクライナ政府

一方、ウクライナ政府は今年、福祉をはじめとする緊急性のニーズに対応するため、73億7,000万ドルの予算を捻出したという。国連ウェブサイトが報じている。