ウクライナ軍の戦車とロシア軍の「納屋型戦車」が一対一で勝負
ロシア軍とウクライナ軍の戦車同士が激突

ウクライナの軍事ニュースサイト「Militarnyi」によれば、ロシア軍とウクライナ軍の戦車同士が一騎打ちをする様子をとらえた動画が前線から届いたという。
交戦があった場所

交戦があったのはロシア軍が前進を続けるドネツク州のシヴェルシク村だ。一帯では、ロシア軍による大規模攻勢が行われていたが、ウクライナ側の2個旅団が7月25日にこれをシヴェルシクの郊外で押しとどめたという。
画像:DeepStateMap
一対一の対決

その際、一帯を守備する第54独立機械化旅団の戦車が、ロシア軍の「納屋型戦車」と一対一の対決を演じたとのこと。「Militarnyi」が報じている。
画像:X @small10space / Edited by The Daily Digest
「納屋型戦車」とは?

ロイター通信が昨年6月に報じたところによれば、ロシア軍の「納屋型戦車」というのは、ドローンに対処するため、即席の金属屋根をかぶせた戦車のことで、「カメ戦車」と呼ばれることもある。
画像:Wiki Commons By Army Inform, CC BY 4.0
ドローン相手には有効だが……

「納屋型戦車」の追加装甲や金属屋根はドローンに対しては有効だが、戦車が相手ではあまり意味がない。実際、そのことは第54独立機械化旅団が撮影した動画からも一目瞭然だ。
画像:X @small10space / Edited by The Daily Digest
動画に映っていたもの

軍事ブロガー「Hunter of the Stars」がSNS上に投稿した映像には、雑木林に挟まれた野原で、敵の「納屋型戦車」に接近するウクライナ軍の戦車が映っていた。
画像:X @small10space
機動に手間どる「納屋型戦車」

「Militarnyi」が行った分析によれば、ウクライナ側の戦車に捕捉された「納屋型戦車」は機動に手間どり、一方的な標的となったようだ。
画像:X @small10space
ウクライナ軍戦車が主砲を発射

ウクライナ軍の戦車は主砲を発射し、ロシア軍の戦車を無力化したものと見られている。「Militarnyi」は動画に映っていた爆発の様子から、このとき発射されたのは成形炸薬弾だとした。
画像:X @small10space
逃走を試みるロシア軍戦車

ウクライナ軍戦車の砲撃によって、「納屋型戦車」の金属屋根は大部分が剥げれ落ちたという。しかし、戦車本体は無償であり、後退して逃走を試みる様子が動画にとらえられていた。
画像:X @small10space
ロシア軍の戦車は撃破された?

「Militarnyi」いわく:「戦車同士の珍しい対決が終わると同時に、映像も途切れた。動画の投稿者によれば、敵の戦車は撤退の最中に、攻撃用ドローンにとって撃破されたとのこと」ただし、本当にロシア軍の「納屋型戦車」が破壊されたかどうかについては、第三者による検証はなされていない。
画像:X @small10space
場所の特定作業

同サイトはまた、この戦闘について、シヴェルシクからおよそ2キロメートル離れた地点で発生したと報道。正確な場所はX上のオープンソースインテリジェンス「Moklasen」によって特定されたという。
画像:Telegram @rubpak54
撃退されたロシア軍部隊

同サイトはさらに、「戦車対決の動画は7月25日に発生した戦闘をとらえた未公開映像の一部である可能性が高い」と指摘。この戦闘では、ウクライナ軍第54独立機械化旅団および第81独立空中機動旅団がロシア軍の部隊を撃退した。ロシア側の部隊は車両71両からなっており、戦車6両が含まれていたが、大部分はオートバイ(41台)と民間用の車両(12台)だったという。
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