ホワイトハウスに総工費2億ドルの大広間を設置:トランプ大統領の「レガシー・プロジェクト」が進行中
「心の底から建設的」な大統領?

米トランプ政権を支える首席補佐官、スージー・ワイルズ史によれば、トランプ氏は「心の底から建設的」な人物らしい。ホワイトハウスの豪華なリフォームにこだわるのも、さもありなんというわけだ。
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ホワイトハウスをトランプ仕様に改造

トランプ大統領はすでに、ローズガーデンの芝生を撤去し、舗装。ホワイトハウスの南北にある芝生にも巨大な国旗を掲げ、大統領執務室には黄金のレリーフを施した。
「レガシー・プロジェクト」

しかし、それで満足するトランプ大統領ではない。次なる「レガシー・プロジェクト」として、ホワイトハウスのイーストウィングに総工費2億ドル、8,300平方メートルあまりの大広間を設置することにしたのだ。これはホワイトハウスにとって、過去100年で最大の変化となる見込みだ。『ワシントン・ポスト』紙が報じた。
ジャンボサイズの大広間

トランプ政権のキャロライン・レヴィット報道官は記者団に対し、ホワイトハウスにおける「素晴らしい増築」は「大いに必要とされていた」とコメント。現在、公式イベントに用いられているイーストルームの定員は200人だが、新設される大広間は650人収容できるとした。
急ピッチで進められる建設工事

同報道官によれば、大広間の建設は今月にも着手され、トランプ大統領が任期を満了する前に余裕をもって完了されるとのこと。
トランプ大統領の主張

トランプ大統領は記者会見の中で、「ホワイトハウスに大広間が欲しいという要望は150年前からあったが、大広間にふさわしい大統領はこれまで現れなかった」とコメント。
テントでは威厳がない?

さらに、「中国の国家主席をはじめ、各国の指導者をもてなすような一大イベントがあると、いつもテントが張られるわけだ」とした。
多くの大統領がホワイトハウスに変更を加えてきた

4人の大統領のもとでホワイトハウス保存委員を務めてきたレスリー・グリーン・ボウマン氏はBBC放送に対し、多くの大統領はそれぞれのニーズに合わせてホワイトハウスに変更を加えてきたと説明。
不動産王の面目躍如?

ただし、不動産業界出身のトランプ大統領の場合、変更の度合いがこれまでの大統領と比べ、はるかに大きいのだ。
ホワイトハウスを建設したのは奴隷たち

ホワイトハウスの建設が始まったのは1792年。現場で作業にあたったのは奴隷であり、賃金は彼らの所有者に支払われたという。
各政権によるリフォーム

その後、ボーリング場(ニクソン政権)や先進的なセキュリティシステム(クリントン政権)、Wi-Fiとバスケットボールのコート(オバマ政権)といった具合に、各政権がリフォームを行ってきた。
イーストウィングが損傷するおそれ

その他の政策が混乱を招きながらも実施される中、トランプ大統領はこの肝いりプロジェクトにご執心だ。一方、この増築によって、イーストウィングが損傷してしまうのではないかとと懸念する人もいる。
チェック・アンド・バランスが機能していない

たとえば、ジョージ・ワシントン大学で米国の建築史を専門とするリチャード・ロングストレス教授は『ニューヨーク・タイムズ』紙に対し、「施設全体に悪影響がおよぶかもしれません。残念ながら、チェック・アンド・バランスがまったく機能していないのです」とコメントしている。
「イーストウィングは近代化される」

しかし、損傷の可能性について質問されたレヴィット報道官は「イーストウィングは近代化されます」と述べ、懸念を一蹴した。
「十分に配慮している」

また、トランプ大統領も計画が変更されることはないと強調。「既存の建物に十分、配慮している」と主張した。
打つ手がない民主党

『ワシントン・ポスト』紙によれば、トランプ大統領は自身の資金や寄付金によって建設費をまかなうとしているため、民主党がこのプロジェクトを阻止する方法はほとんどないとのこと。
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