骨董品のような榴弾砲を引っ張り出すも、ドローンに撃破されたロシア軍
ドローン攻撃で破壊されたロシア軍の大砲

8月18日、ウクライナの前線でロシア軍の大砲がドローン攻撃にさらされる様子をとらえた映像がオンライン上で公開された。映像そのものは以前に公開されたものと似ていたが、そこに映っている兵器が注目を集めることとなった。
自走榴弾砲「2S1 グヴォズジーカ」

ウクライナの軍事ニュースサイト「Defense Express」によれば、ウクライナ国家親衛隊第18旅団に所属する兵士らは、こっそり活動していたロシア軍の122ミリメートル自走榴弾砲「2S1 グヴォズジーカ」に対し、ドローン攻撃を行ったという。
画像:Wiki Commons By Andrew Bossi, Own Work, CC BY-SA 2.5
動画に映っていたもの

同旅団はドローン攻撃の様子を動画で公開。くだんの自走榴弾砲は雑木林に囲まれた塹壕で息をひそめていた。しかし、ウクライナ軍による探知やドローン攻撃を避けることはできなかったようだ。
画像:Facebook @ngu3035
榴弾砲を隠そうとしていたロシア軍

「Defense Express」によれば、「ロシア軍は榴弾砲を隠そうとしていた」が、ウクライナ軍のドローンオペレーターは「これを見つけ出し、正確に攻撃した」とのこと。ウクライナ側はこの榴弾砲を発見するや、ただちに攻撃用ドローンを送り込んだという。
画像:Facebook @ngu3035
ターゲットは撃破された?

公開された動画には、榴弾砲に突入した一人称視点(FPV)ドローンによる映像が含まれていた。動画からは、少なくとも2度の爆発が確認できるが、全部で何機のドローンが命中したのかは不明だ。なお、「Defense Express」はターゲットが撃破されたとしている。
画像:Facebook @ngu3035
意義深い成果

同サイトは「その結果、砲兵システムは完全に破壊され、カモフラージュを試みたとしてもロシア軍の装備は相変わらず脆弱であることが浮き彫りになった」と指摘。さらに、「2S1 グヴォズジーカ」の撃破は「戦術的に意義深い」とした。
画像:Facebook @ngu3035 / Edited by The Daily Digest
ウクライナ側は歩兵部隊の安全が確保される

一方、ウクライナ軍から見れば、敵が自走榴弾砲を失ったことで、「味方陣地への砲撃量」が減り、「ウクライナ軍歩兵部隊の安全と威力が一気に高まる」と見られる。
画像:Facebook @ngu3035
興味深い兵器

ウクライナの戦場では、ドローンをはじめとする最新兵器が次々に投入されている。しかし、ウクライナ軍によって撃破された「2S1 グヴォズジーカ」はむしろ非常に旧式だという点で興味深い兵器だ。
画像:Facebook @ngu3035 / Edited by The Daily Digest
ソ連時代の骨董品

軍事情報サイト「Army Recognition」によれば、「2S1 グヴォズジーカ」のプロトタイプが開発されたのは1969年のこと。1970年代初頭に旧ソ連軍に配備され、1989年には後継機の「2S19 ムスタ-S」に置き換えられたという。
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旧式だが危険な兵器

「Defense Express」いわく、「2S1 グヴォズジーカ」は旧式で口径も小さいものの、「発射ペースを維持できる」ため、「危険な装備品」であることには変わりない。したがって、今回これが破壊されたことはウクライナ軍の前線部隊にとって、大きな戦果なのだ。
画像:Facebook @ngu3035
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