ウクライナ軍が敵の防空システム「バルナウル-T」をドローンで破壊
破壊されたロシア軍の珍兵器

ウクライナ軍のドローン部隊がザポリージャ州で、ロシア軍の珍兵器を撃破。ウクライナの戦場で破壊された装備品のリストに新たなアイテムを付け加えた。
偵察・管制モジュール

ウクライナの軍事ニュースサイト「Militarnyi」によれば、ウクライナ軍のドローン部隊「ホルスの息子たち」はロシア軍の兵器に搭載されていた偵察・管制モジュール「9S932-1」を破壊したという。
画像:Wiki Commons By Doomych, Own Work, Public Domain
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珍しい防空システム「バルナウル-T」

この偵察・管制モジュールはロシア軍が運用する珍しい防空システム「バルナウル-T」の一部を構成していた。どうやら、この兵器は生産台数が非常に少なく、戦場で撃破された例も少ないようだ。
オープンソースインテリジェンスによる報告

オランダのオープンソースインテリジェンス「Oryx」によれば、8月18日までに破壊が確認されたバルナウル-Tは3基だという。
画像:Telegram @ssternenko
ロシア軍にとって大打撃

また、鹵獲されたバルナウル-Tは4基となっている。この防空システムは数が少ないものの、重要な役割りを担っており、その喪失はロシア軍にとって大きな打撃だ。
公開された動画

「ホルスの息子たち」による作戦をとらえた動画はウクライナの活動家セルヒー・ステルネンコ氏によって、オンライン上で公開されている。
画像:Telegram @ssternenko
現場は特定されていない

31秒間におよぶ動画では、ロシア軍のバルナウル-Tが映し出された後、ウクライナ軍ドローンによる一人称視点に切り替わった。なお、現場は特定されていない。
画像:Telegram @ssternenko
ノイズだらけの映像

ロシア軍の電子戦兵器により、ウクライナ軍ドローンが撮影した一人称視点映像はノイズだらけで不鮮明だった。しかし、偵察用ドローンの映像には、ロシア軍のバルナウル-Tが攻撃される様子が映っていた。
画像:Telegram @ssternenko
本当に撃破されたのか?

この動画から、バルナウル-Tが完全に破壊されたかどうかはわからないが、主要部がダメージを受けた可能性が高い。なお、ターゲットには少なくとも2機のドローンが突入したものと見られている。
画像:Telegram @ssternenko
バルナウル-Tとは?

「Militarnyi」によれば、バルナウル-Tは航空目標の進路を特定し、対処法を決定することができるという。
画像:Telegram @ssternenko
状況を考慮して最適解を導き出す

具体的には、味方部隊の能力や配置、弾薬の状況などを考慮して、航空目標を破壊するための最適解を導き出すのだ。
既存のシステムと連携

さらに、「Militarnyi」いわく、バルナウル-Tは「外国製のシステムを含む既存の防空兵器やレーダー基地と連携できる」とのこと。
ウクライナ軍にとっては危険な兵器

おかげで、バルナウル-Tはウクライナ軍にとって、非常に危険な兵器となっているのだ。
画像:Wiki Commons By Main Intelligence Directorate of the Ministry of Defense of Ukraine, CC BY 4.0
バルナウル-Tのコストは?

しかし、バルナウル-Tは1基あたり300万~600万ドルと高価であり、今回の作戦によってロシア軍はコスト面での打撃も受けたと見られている。ウクライナ支援プラットフォーム「United24」が伝えた。
画像:X @Osinttechnical