トランプ大統領は高齢過ぎる:自国トップの年齢を懸念する米国の有権者たち(YouGov世論調査)
史上最高齢の米大統領

2025年1月の就任時に米国史上最高齢の大統領となったドナルド・トランプ氏。政権発足時の年齢はバイデン前大統領を5ヵ月上回っており、米国の有権者らは懸念を感じているようだ。
死亡説が流れたことも

トランプ大統領の高齢問題は今のところ、バイデン前大統領のときほどメディアの注目を集めていない。とはいえ、トランプ氏が一時的に姿を見せなかっただけで死亡説が流れるなど、年齢に関する懸念が払しょくされたわけではない。
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右手のあざは心臓病の兆候?

さらに、トランプ大統領の右手に浮き出たあざは心臓病の兆候であるとか、実は脳卒中を起こしていたなどという風説が取り沙汰されており、老化にともなう健康問題を危惧する声は根強い。では、トランプ氏は大統領を務めるには高齢すぎるのだろうか?
昨年秋の世論調査

世論調査会社「YouGov」は昨年10月、米大統領選の直前に米国の有権者4,001人を対象として、「トランプ氏は大統領を務めるには高齢すぎると思うか」を尋ねるアンケートを実施した。その結果、対象者の46%は「そうは思わない」と回答していた。
以前の調査結果との比較

一方、トランプ氏は高齢過ぎるとした回答者は全体の44%に留まった。なお、「YouGov」は以前から同様のアンケートを行っており、昨年2月以降はトランプ氏の年齢を懸念する米国人の割合は微増傾向にあった。
トランプ氏の年齢を懸念する人が微増

2024年2月の時点では、トランプ氏の年齢を問題視しない有権者が53%を占めており、懸念を示す回答者は35%となっていた。その後、同年10月までにトランプ氏の年齢に不安を感じる有権者が9ポイント増加したことになる。
一時は安定推移していたが……

「YouGov」によれば、トランプ氏の年齢を問題視する人の割合は安定推移し、減少する期間もあったという。ところが、今年5月から9月にかけて、その割合は急増し、過去最高に達することとなった。
最新の世論調査結果

最新の世論調査は9月2日から4日にかけて行われたもので、トランプ氏は大統領を務めるには高齢すぎるとした回答者は49%、そう思わないとした人は39%だった。そして、それぞれの回答は有権者の支持政党と強い関連性が見られたとのこと。
有権者の支持政党との関連性

まず、民主党支持層では80%がトランプ氏の年齢に不安を感じているとしたのに対し、そう思わないと回答した人は10%に留まった。
共和党支持層の回答

しかし、共和党支持層では78%がトランプ氏の年齢は問題ではないと考えており、高齢問題に懸念を示した人はわずか13%だった。
無党派層の回答

一方、無党派層の回答には興味深い傾向がある。高齢の回答者ほど、トランプ氏の年齢を問題視しなかったのだ。そして、無党派層全体では53%が問題なしと判断。大統領の年齢に不安を感じるとした人は 30%だった。
健康状態は職務執行能力を左右する

しかし、「YouGov」が米国の有権者1,777人を対象として、9月に行った世論調査では、大統領の健康状態が職務執行能力に影響をおよぼすと考える人の割合が過半数に達している。「YouGov」いわく、「第2次政権が始動して以来、このような懸念は高まりを見せている」とのこと。
米国人3分の2が懸念

同調査会社はさらに、「現在、米国人のほぼ3分の2(63%)が、トランプ大統領の健康状態および年齢は職務遂行能力に影響を与えていると考えている。なお、選挙前の段階では56%に留まっていた」とした。
支持政党別の回答

支持政党別に見ると、トランプ大統領の健康状態が職務執行能力におよぼす影響を懸念する人の割合は民主党支持層では88%、無党派層では68%となり、多数派を占めた。一方、共和党支持層では、そのように考える人の割合は39%。健康状態や年齢は問題ないとする回答者が59%に達した。
全体的な傾向

「YouGov」いわく:「支持政党ごとに差はあるものの、トランプ大統領の健康状態および年齢が職務遂行能力に影響を与えるという認識は民主党支持層、無党派層、共和党支持層のすべてにおいて、2024年の選挙前よりも高まっている」
認知機能および身体機能の低下

さらに、トランプ大統領の認知機能低下を指摘する声も高まりを見せつつある。この点について懸念を表明した有権者の割合は昨年10月の時点で40%、そう思わないとした人は40%だった。しかし、最新の世論調査では認知機能の低下を指摘する回答者が49%に増加、問題ないとする回答者は33%まで減少してしまった。また、トランプ大統領の身体的な衰えを問題視する人の割合は59%に達した。
バイデン前大統領よりはマシ

とはいえ、これらの世論調査結果は2024年7月時点のバイデン前大統領に関するものよりもかなりマシだ。当時、81歳だったバイデン氏については、70%が大統領を務めるには高齢すぎると回答。そう思わないとした回答者はわずか18%となった。一方、79歳を迎えたトランプ大統領は今後、どのような評価を受けるのだろうか?
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