自民党総裁選 高市氏“党員・党友”の支持で逆転…ナゼ 小泉氏に物足りなさ?【日テレ独自調査】
来月4日に投開票を迎える自民党総裁選について、日本テレビは自民党の党員・党友と答えた人を対象にした独自の電話調査を行いました。高市氏と小泉氏の順位がかわるという結果になりました。どのような理由が考えられるのか、小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員が解説します。
■日本テレビが“党員・党友”を独自調査
立候補を表明した5人のうち現時点で誰を支持するかたずねたところ、高市早苗氏が34パーセントでトップ、小泉進次郎氏が28パーセントで続き、林芳正氏が17パーセント、小林鷹之氏が5パーセント、茂木敏充氏が4パーセントとなりました。
今月19日と20日に行った前回の調査と比較すると、前回トップだった小泉氏が4ポイント減らしており、前回から6ポイント増やした高市氏が逆転しています。
ただ、今回の調査でも、「まだ決めていない」「わからない」と答えた人が12パーセントいることから、情勢は変わる可能性があります。
■高市氏の逆転 小泉氏は“世代交代の主役”として物足りない?

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
ポイントとなるのは、40代の支持といわゆる“石破票”です。
40代の方に誰を支持するか聞いたところ。前回の調査では、小泉氏を支持すると答えていた人が、44パーセントと最も多かったのですが、今回は、28パーセントと大幅に下がったのです。
一方で、高市氏が前回よりも13ポイント増加し、林氏も8ポイント増やしました。
去年の総裁選で、石破氏に投票したと答えた人が、今回、誰を支持すると答えたのかみてみると、小泉氏と答えた人が、前回から7ポイント減った一方、高市氏と林氏が、それぞれ4ポイント増やしました。
――どうしてこういう傾向が見られたのか
それを読み解く1つの鍵として、「今の自民党に最も必要なことは?」という質問に対する答えのうち、「世代交代」と答えた人が前回調査から2ポイント減り、「女性活躍」と答えた人が2ポイント増えた点に注目します。
前回調査から25日までに起きたことと言えば、告示に伴う自民党による共同記者会見や、日本記者クラブ主催の候補者討論会などです。

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
つまり、候補者の露出が一気に増えたわけですが、そこで、小泉氏は、用意した紙に目を落とす回数も多く、改革派として打ち上げていた選択的夫婦別姓なども封印するなど、「守りに徹している」という声も聞かれ、“世代交代の主役”としては物足りなさにつながってしまったのかもしれません。
一方の高市氏は唯一の女性候補で、万葉集に収められている和歌を節までつけて堂々と詠み上げました。賛否はあるものの、党員の目を引いて浸透した、ということも言えるかもしれません。
■国会議員票を加えると小泉氏がリード

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
総裁選は、党員・党友票だけでなく、国会議員票も合わせて行われ争われます。
今回の党員・党友に行った調査結果を295票の党員票に換算すると、高市氏100票、小泉氏82票、林氏51票、小林氏13票、茂木氏12票となります。
そして、国会議員票については、投票権を持つ自民党の国会議員295人のうち、陣営の会合に出席するなど支持が明確だと日本テレビがみている数は、高市氏39票。小泉氏70票、林氏47票、小林氏30票、茂木氏29票となっています。
国会議員票を加えると、小泉氏が高市氏をリードしています。ただ、議員も党員・党友も態度をまだ明らかにしていない人もいますので今後、情勢は変わる可能性があります。
(9月25日放送『news zero』より)