就寝中にスマホ充電で“モバイルバッテリー火災” 発火事故相次ぎ…予兆や注意点は?
東京・杉並区のマンションで真っ赤な炎が上がりました。原因はモバイルバッテリーとみられていて、当時、就寝中の女性がスマートフォンを充電していたということです。
■火元はモバイルバッテリーか
東京・杉並区で25日未明に起きたマンション火災。
消防隊員
「ここで待機していてください」
火元とみられるのは、スマホを充電中だったモバイルバッテリーでした。

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
“火元”の部屋の隣人
「隣の部屋だったんですけど声が聞こえてきて、泣き声と通報している様子で『助けてください、モバイルバッテリーが爆発しました』みたいな」
真っ赤な炎と立ち上る黒煙。消火活動が行われますが、火の勢いは衰えず、近所の人たちでしょうか。心配そうに、その様子を見守っていました。
■マンション火災、現場は一時騒然

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
25日午前2時前、東京・杉並区のマンションで火災が発生。
“火元”の部屋に住む女性
「モバイルバッテリーから出火して火事です」
警視庁によると、住人の女性がスマホをモバイルバッテリーにつないで充電し、そのまま就寝したといいます。その後、音が聞こえて目が覚めると、モバイルバッテリーが燃えていたということです。
女性はモバイルバッテリーからスマホを外し、逃げながら通報。首元にやけどをしたということです。
一時騒然となった現場。
警察官「逃げ遅れとか大丈夫ですか? 部屋の中は」
周辺では、警察官が住人の安否を確認する様子も。
近隣住民
「最初に悲鳴が『誰か助けてー』っていう悲鳴が聞こえて、それで窓を開けて見てみたら、私が見たときにはもう火がすごく上がっていて、すごい燃えさかっていた」
火災の直後、隣の部屋の住人が聞いたのは。

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
“火元”の部屋の隣人
「泣き声と通報している様子で『助けてくださいモバイルバッテリーが爆発しました』みたいな。窓開けて様子をうかがったら燃えている様子で、煙も結構来ていたので(部屋から)1回出ようとしたんですけど、煙がすごくて出られない様子だった」
煙がすぐそばにまで迫り、感じたという身の危険。なんとか脱出できたといいますが…。
“火元”の部屋の隣人
「タオルを使って煙吸わないようにして部屋を出た。もう怖かったですね、心臓がバクバクいって。結構火柱が上がっていて熱も感じられたので」
火は1時間ほどでほぼ消し止められましたが、女性を含め6人が軽いけがをしたということです。
■モバイルバッテリー、街の人は…

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
充電中のモバイルバッテリーが火元とみられる今回の火災。街の人は…。
「(モバイルバッテリー)毎日持ち歩いています」
「家でコンセントにさして、寝る前にやって次の日には(充電)たまってるように」
──危ないと思った経験は?
「夏場とかにめっちゃ熱くなったら外したりはしてます」
「家出る前に(充電を)100%にしておきたいから、前日の夜にさしておく。それが日常なので急に発火されても」
「何を気をつければいいんだろうっていう」
■モバイルバッテリーを使うときの注意点は?

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
近年、発火が急増している「モバイルバッテリー」。
今年7月には、JR山手線の車内でもスマホを充電していたモバイルバッテリーが原因で発火する事故が起きています。
モバイルバッテリーを使うときの注意点について、専門家は。
電力中央研究所 工学博士 池谷知彦氏
「使っていて充電時間が長いなとか、なかなか充電できなくなってきたなとか、使い勝手悪くなってきたなと思ったら、もう寿命だと思ってほしいです」
──モバイルバッテリーが危ない状態、目に見えるもの?

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
電力中央研究所 工学博士池谷知彦氏
「1番、目に見えるのは、まずは落としたりするとき、これが変形するか。それから、これを使ってるときにちょっと膨らんだなとか、なんかあるなっていう変形。1番膨らむのは真ん中の方が膨らみますので、触っていただいたらわかります」
変形や不具合がないか、確認しながら使うことが大切だといいます。
──劣化を感じた場合、どうするのがいいんでしょうか?
電力中央研究所 工学博士池谷知彦氏
「劣化を感じたら、使用をやめていただくのはベストです。劣化をしてくるってことは、どこかのタイミングで、何らかの要因で衝撃だとか、暑いとこで使ったとなると、それが火災につながる可能性が高いので使用停止してほしい」
■就寝中の充電、気をつけることは?

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN
藤井貴彦キャスター
「寝るときにモバイルバッテリーでスマホを充電するという方もいらっしゃると思います。どのようなことに気をつけたらいいんでしょうか」
佐藤梨那アナウンサー
「まずは充電中に置く場所についてです。つい、枕元に置いてしまいがちですが、危険です」
「寝ている間に枕の下や掛け布団の下など熱のこもりやすい場所に入り込んでしまうと、充電中のモバイルバッテリーは熱を持ってしまうため、発火する危険性が高くなるということです」
「そのため、寝るときに近くで充電したいという方は、周囲に燃えやすいものがない場所、例えば周囲に可燃物のない机の上に置くなどするようにしてください」
「また、これからの時期、暖房器具を使う方もいらっしゃると思いますが、モバイルバッテリーは熱に弱いため、その近くに置くのも温度が上がってしまうため危険です」
「そして、モバイルバッテリーが膨らんだり、割れていたりと変形しているときや、充電が遅いなどの異変を感じたときは、使用しないようにしてほしいということです」
(9月25日放送『news zero』より)