テスラ社CEOイーロン・マスク、1兆ドルの報酬プランが発表されて話題に

印象的な報酬プラン

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先日、テスラCEOであるイーロン・マスク氏への新しい報酬プランが発表され、メディアの注目を呼んでいる。この報酬プランでもっとも印象的なのは、その規模が1兆ドル近くに達するという点である。

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テスラの考え

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よく知られているとおり、イーロン・マスクはテスラのほかにもさまざまなビジネスを手掛けており、最近ではトランプ大統領とたもとを分かつことにはなったものの、政治的な野心も多分に持ち合わせている。この状況は、テスラとしては不安である。イーロン・マスクCEOの力量を高く買っているテスラは、同社の事業に集中してほしく願っているのだ。

魅力的な報酬を提示

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テスラはそこで一計を案じた。魅力的な報酬である。それでマスク氏の気を惹いて、同社のさらなる発展に寄与してもらいたいというのである。

テスラ株の12%

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マスク氏への報酬として大胆にも示されたのは、4億2,374万3,904株に及ぶテスラの普通株である。これはテスラ株の12%にあたるという。ただし、これだけの株式が一度に与えられるわけではない。12回に分けて、1回あたり3,531万1,992株ずつ(それぞれテスラ株の1%にあたる分が)与えられるのだ。この計画には10年間の期間が設けられている。

最終目標は会社の時価総額8.5兆ドル

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この報酬は、イーロン・マスクがこれから発揮するだろうパフォーマンスと結びついている。ここでのパフォーマンスとはつまり、テスラのマーケットキャップ(時価総額)をどこまで伸ばすことができるか、ということだ。最も遠方に置かれたマイルストーン(里程標)には、時価総額8.5兆ドルと刻まれている。そこに至るまでに、2兆、2.5兆、3兆、3.5兆……、6.5兆、7.5兆ドルという11の里程標が置かれており、これらを確かに越えるたびに、マスクCEOは報酬としておよそ3,500万株を得ることになるのだ。

業務についての目標も

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ただし、他にも条件がある。マスク氏が報酬を得るためには、テスラ取締役会が「業務についての里程標」として提示する条件もまた満たさなければならない。そこには製品についての4つの目標と、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)についての8つの里程標という、あわせて12の項目が設けられており、これらの項目ひとつずつが、時価総額のどれかの区切りとペアになって満たされていく必要があるのだという。

製品についての4つの目標

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製品についての4つの目標とは何だろう? その1つ目は、テスラ車を2,000万台納車することである。2つ目は、運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」のサブスクリプション契約数を1,000万件にすること。3つ目は、テスラボットと呼ばれる二足歩行の人型ロボットを100万体納品すること。4つ目は、100万台のロボタクシーを稼働させることだ。

「CEO継承のための枠組み」

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さらに『ビジネス・インサイダー』誌などが注意を促しているように、マスク氏には「CEO継承のための枠組み」を立ち上げることも期待されている。そのことが、最後の2つの分の報酬を得るための必要条件になっているのだ。

エヌビディアの2倍に?

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以上のような困難な目標をすべて達成しおおせた場合、マスクCEOはあわせて4億株あまりのテスラ株を手中に収めることになり、そのときテスラの時価総額は8.5兆ドルに達しているので、報酬の価値はおよそ1兆ドルに相当することになるのである。ちなみに、ブルームバーグが指摘しているように、現在最も時価総額が高い企業はエヌビディアで、4.3兆ドルほどである。時価総額8.5兆ドルはとんでもなく高い目標と言えるだろう。

株主の承認待ち

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テスラ取締役会はこの報酬案を9月3日に決定し、株主総会に先だって公開する議案書の中で、その内容を発表している。11月に開かれる株主総会で、ナスダックの定める規則に基づき、この株式型報酬プランは株主の承認を求めることになるという。もっとも、この報酬案もマスク氏の目にはそれほど巨額とは映っていないかもしれない。

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