手軽に味わう煮物じゃない残暑メニュー 使ったのは秋からが旬のレンコン、サツマイモ

手軽に味わう煮物じゃない残暑メニュー 使ったのは秋からが旬のレンコン、サツマイモ
9月も半ばを過ぎ、野菜売り場にレンコンやカボチャ、サツマイモなど秋の味覚が並ぶ季節がやってきた。煮物にぴったりの食材だが、日中の暑さが残るうちは、さっぱりとしたメニューに仕立ててみてはいかがだろう。
「以前より秋の味覚を食べる機会が少なくなった」という人が8割-。味の素(東京)が7~8月、20~70代の約320人に行ったアンケートの結果だ。「気候変動の影響で、暦の上では秋である9月以降も真夏のような暑さが続くことが背景にある」と担当者。一方で、9割以上が「暑い日にも食べやすい秋素材を生かしたメニューのレパートリーを増やしたい」と思っており、新たなレシピが求められていることも分かった。

「旬の食材はその季節に食べるのが一番おいしいし、栄養も詰まっていて、安い。いいことだらけです」とすすめるのは、野菜の料理家として活動する西岡麻央さん(38)。秋の食材をふんだんに使って、残暑で胃腸が疲れていても、さっぱりとして食べやすいレシピを教えてくれた。
使ったのは、レンコン、サツマイモといった旬の根菜と、秋に香りを増すというシイタケ。味付けは、香味野菜をたっぷり加えたり、酸味を利かせたりして、爽やかな風味に。旬を存分に味わうために食材は大きめに切りそろえた。こうすると、しっかりと食べ応えが出て見栄えもし、目で見て秋を感じられる。

また、電子レンジや市販の調味料を活用することで、火を使う時間や工程を短縮。調理中の「暑さ」対策を図った。
「いずれも、ボリュームがあるだけでなく、一皿でタンパク質と野菜をバランスよく取ることができ、何品もおかずを作る必要がない。台所に立つ時間は短くなり、日々の炊事の最大の悩みともいえる献立作りがとても楽になりますよ」と西岡さん。
さまざまな食材がおいしく実る収穫の時期。残暑にめげず、短くなったとされる日本の秋を堪能したい。(田中万紀)