JAXA、「みちびき」5号機を搭載する「H3」ロケット8号機の打ち上げ予定日を発表
JAXA=宇宙航空研究開発機構は2025年10月8日、内閣府の準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」の測位衛星「みちびき」5号機(QZS-5)を搭載する「H3」ロケット8号機の打ち上げ予定日を発表しました。
JAXAによると、H3ロケット8号機の打ち上げ予定日および時間帯は日本時間2025年12月7日11時30分~12時30分、打ち上げ予備期間は2025年12月8日~2026年1月31日です。
みちびき5号機とは?
「みちびき」はアメリカの「GPS」との互換性を確保した日本の衛星測位システムです。これまでは4機体制で運用されてきましたが、内閣府は測位精度のさらなる向上と、他国の衛星測位システムに依存せず「みちびき」だけで持続的な測位を実現するべく、2026年度からは7機体制、将来的には11機体制で運用することを目指しています。

【▲ 準天頂衛星システム「みちびき」7機体制完成時の衛星の動きを地表に投影した図(Credit: JAXA)】
7機体制構築に向けて2025年2月に打ち上げられた「みちびき」6号機は静止軌道に投入され、2025年7月にサービスを開始しました。今回打ち上げ予定日が発表された「みちびき」5号機は、準天頂軌道に投入されます。
「みちびき」5号機には6号機に続いて、JAXAが開発を進めている高精度測位システム(ASNAV)の実証用アンテナが搭載されています。JAXAによると、将来「みちびき」の衛星すべてに高精度測位システムが搭載されれば、スマートフォンのような一般的な受信機の測位精度は現在の5~10mから1m程度にまで向上することが期待されるといいますから、身近な暮らしにも直接関わる重要な取り組みと言えます。
関連画像・映像

【▲ 「みちびき」6号機を搭載して2025年2月2日に打ち上げられた「H3」ロケット5号機(Credit: JAXA)】

【▲ 参考:準天頂衛星システム「みちびき」6号機のCGイメージ(Credit: みちびきウェブサイト(https://qzss.go.jp/overview/download/cg-image_qzs-6.html))】
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
関連記事
・新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」初飛行まで2週間/H3ロケット「30形態」は燃焼試験を再実施へ
・JAXA、H3ロケット5号機打ち上げ 準天頂衛星システム「みちびき」6号機を搭載
・三菱電機が準天頂衛星システム「みちびき」6号機を公開 2024年度中に打ち上げ予定
参考文献・出典
・JAXA - H3ロケット8号機による「みちびき5号機」の打上げ