トランプ大統領、『TIME』誌の表紙を飾るも写真のアングルに強い不満を表明
外見にこだわるトランプ大統領

トランプ大統領は写真写りを非常に気にすることで知られている。あの特徴的な髪型を維持していることや、顔の肌色を独特なトーンに保ち続けていることからも、外見へのこだわりようがうかがい知れる。
「歴代最悪」の写真?

だからこそというべきか、トランプ大統領が『TIME』誌の表紙を飾った時も、その写真に文句を付けていた。大統領は同紙のことを以前から称賛しており、その表紙に登場したのも喜ばしいことのはずだが、ただ一点、その写真だけは気に入らなかったようだ。なんと「歴代最悪かもしれない」とまで酷評しているのだから。
画像:Time Magazine
首元が話題に

『TIME』誌はトランプ大統領がガザ地区における停戦交渉の仲介に貢献したことを扱い、11月10日発行号の表紙にトランプ大統領の写真を採用。だが、下から撮られたアングルは決してベストとは言えず、頭の後ろで太陽がまぶしく輝いているせいか頭髪も薄く見えてしまった。
画像:Time Magazine
SNSで不満を爆発させる

この写真についてトランプ大統領は、いつものように独自SNS「トゥルース・ソーシャル」で不満を爆発させた:「『TIME』誌は私について比較的優れた記事を書いてくれたが、写真は歴代最悪かもしれない」
「非難されるべき」

「写真では髪が『消滅』してしまっているし、なにかが頭上に漂っていて、極端に小さい冠のように見える。どうみても変だ! 下から撮られるのはいつも嫌いだったが、これはとりわけひどい。非難されるべきだ。どういうつもりで、なぜこんなことをした?」
累計35回も登場

トランプ大統領は『TIME』誌の表紙に載りたい旨を何度も公言してきていた。「Statista」によるとこれまで累計35回も表紙を飾っているのだから、ほんとうに好きなのだろう。
画像:Time Magazine
偽の表紙まで作成

英紙『ガーディアン』は2017年の出来事として以下の事例を伝えている。いわく、トランプ大統領が所有するゴルフ場に、自分の写真が表紙になっている『TIME』誌が飾られていたが、その表紙は合成されたものだったので『TIME』誌側が丁重に撤去を依頼したというのだ。画像はNBCニュースが報じたもので、その「フェイク」表紙の一例だ。
大統領にふさわしくない?

今回問題となった表紙写真はグレアム・スローン氏がブルームバーグのために撮ったもので、撮影日は10月5日だった。だが、この作品もトランプ大統領にとっては「大統領のポートレート」に適切なアングルではなく、むしろ「顎の下から映された、父親からのテレビ通話」に見えるということのようだ。
画像:Instagram/ebaumsworld
ニューサム知事も便乗

この機会を逃さなかったのがカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)だ。トランプ大統領が「最悪」と評した写真の一部にモザイクをかけて投稿し、えも言われぬ効果を引き出している。
意外な仲間も

一方、意外な方向からトランプ大統領の主張に賛同した人もいた。『ガーディアン』紙によると、ロシアのマリア・ザハロワ外務省情報報道局長が、『TIME』紙の写真について「それだけで有罪に値する」として物言いを付けたというのだ。
「悪意と憎しみ」

ザハロワ局長はテレグラムにこう投稿している:「驚くべきことだ。1枚の写真は、被写体について以上に、その写真を選んだ人間について多くのことを語る。このような写真を選び取るのは悪意と憎しみに蝕まれた、ある種異常とも言える人だけだ」
なぜロシアの政治家がここまで反応?

ザハロワ局長はさらに、『TIME』誌がバイデン大統領に対しては好意的な写真選択をしているとして批判を続行、「バイデン大統領の写真は、その身体的ディスアドバンテージにもかかわらず好意的なものだった。これはトランプ大統領についてではなく、『TIME』という雑誌について、多くのことを教えてくれる」
「誰が味方したか」も多くのことを教えてくれる

ロシア政府高官が西側メディアのバイアスを指摘し、自分の顎の写真写りを批判しているとすれば……自分のイメージ戦略を見つめ直すべきなことは間違いない。
首元を気にしているトランプ大統領

『TIME』誌の表紙写真は、トランプ大統領がとりわけ気にしている箇所である自身の首を強調するものだった。とはいえ、人間誰しも老いるものであり、それはトランプ大統領の顎とて例外ではない。
たるみを見せない努力

この記事に掲載したトランプ大統領の写真でも、首元にたるみが生じないように、いつもシャツのボタンが酷使されている。
写して欲しくない角度がある?

そして、トランプ大統領が写った写真を注意深く観察すると、大統領が気にしているエリアが写らないようなるべく配慮されていることがわかる。とはいえ、米国大統領という立場上、無数の写真が撮られるわけで、常に隠し続けておくことは不可能と言わざるを得ない。
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