富士山5合目に通じる県道が開通 富士山スカイラインで6年ぶり式典

県道の冬季閉鎖が解除され、開通した2合目ゲートを通過する車の列が続いた=2025年4月25日午前11時10分、静岡県富士市大淵、吉村成夫撮影(一部画像を加工しています)
富士山5合目の3登山口(富士宮口、須走口、御殿場口)に通じる静岡県道3ルートについて、県は25日、昨年11月からの冬季閉鎖を解除した。今月も大雪が続いて除雪が難航したが、例年通り大型連休前に開通した。
富士宮口5合目へ上る富士山スカイラインではこの日、6年ぶりに開通式が開かれた。約30台の車やバイクが列をつくり、バリケードが撤去されるとパトカーの先導で出発した。一番乗りは裾野市の杉本武満さん(81)。「初日の空気がおいしい。毎年、雰囲気が違い、長らく人が入っていなかったのでカモシカに会えたりする。今年は雪が多く、草花も遅れ気味かな」と話した。
県富士土木事務所の佐藤雅史所長と観光関係者らが、ドライバーに安全確保や環境保全を呼びかけた。佐藤所長は「まずは5合目まで世界文化遺産の富士山を堪能していただければ。危険な場所もあり、ルールを是非守ってほしい」と語った。
3ルートとも山頂までの登山道は閉鎖が続く。富士山スカイラインは凍結の恐れのため、当面は夜間通行止めとなる。(吉村成夫)