ロシア軍、ルハンシク州前線付近の戦闘で大損害を被る
前線で大損害を出したロシア軍

ウクライナ第3独立強襲部隊によれば今年4月、前線地帯の集落をめぐって発生した戦闘により、ロシア軍は200人あまりの死傷者を出したという。
ルハンシク州ナディーヤ村

4月8日に公開された映像には、少し前にウクライナが奪還したルハンシク州ナディーヤ村に対し、ロシア軍が攻撃を仕掛ける様子が捉えられていた。
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大規模な攻撃に出たロシア軍

第3独立強襲旅団によれば、同旅団の指揮下にある3個大隊の陣地に向かって多数のロシア兵が攻め寄せたという。しかし、同旅団はこれを撃退、ロシア側は多数の死傷者を出す結果となった。
戦死者は140人あまり

具体的にはロシア兵143人が戦死、86人が負傷などにより戦闘不能に陥ったとのこと。
画像:Telegram @ab3army
ウクライナ側は複数の部隊を派遣して対応

ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」は「敵を撃退するため、第3独立強襲旅団は配下の第1強襲大隊、第2機械化大隊、第1機械化大隊に加え、無人システム大隊および2個砲兵大隊を差し向けた」と伝えている。
画像:Telegram @ab3army
公開された戦闘の様子

同サイトいわく:「FPV(一人称視点)ドローンおよび砲撃のおかげで、相当数のロシア兵が排除された。公開された動画の中だけでも、100人近い標的を仕留めたことがわかる」
画像:Telegram @ab3army
ウクライナ軍の歩兵も作戦に参加

ウクライナ側はドローンに加え、歩兵も戦闘に参加。陣地に接近するロシア兵に向かって発砲し、応戦した。
ナディーヤ村は今年3月にウクライナが奪還

ウクライナの第3独立強襲部隊は3月23日に、ルハンシク州の要衝ナディーヤ村を奪還したと述べ、戦闘の様子を公開していた。
繰り返される占領と奪還

ナディーヤ村はハルキウ州との境に位置し、戦略上の要衝となっている。『ニューズウィーク』誌によれば、2022年3月にロシア軍に占領されたが、同年10月にウクライナ軍が奪還。その後、ロシア軍に再占領されたものの、ウクライナ軍が今年3月に再奪還したという。
画像:Telegram @ab3army
第3独立強襲旅団が奪還

第3独立強襲旅団がTelegram上で発表した声明によれば、同旅団配下の第1突撃大隊はナディーヤ村を含む3平方キロメートルの地域からロシア兵を排除したとのこと。
画像:Telegram @ab3army
ナディーヤ村の占領にロシア軍が割いたリソース

第3独立強襲旅団のアンドリー・ビレツキー司令官いわく:「敵はナディーヤ村の占領に2ヵ月を費やしたばかりか、第20親衛諸兵科連合軍配下の第752自動車化狙撃連隊および第254自動車化狙撃連隊をまるごと失った」
画像:Telegram @ab3army
ウクライナによる奪還が確認される

開戦以来、両軍の勢力図を発表している「DeepStateMap」も、ナディーヤ村がウクライナ側の手に戻ったことを地図上で示した。
画像:DeepStateMap(3月24日)
奪還作戦の様子

戦闘の様子を捉えた動画からは、ウクライナ軍がまず、ロケット弾や砲兵システムで激しい砲撃を行い、続いて機甲部隊を派遣して村を奪還したことがわかる。
画像:Telegram @ab3army
作戦に用いられた車両

「Militarnyi」いわく:「戦車数両、歩兵戦闘車BMP-2に加え、西側諸国製の各種装甲車が攻撃に参加した。さらに、装甲兵員輸送車M113や輸送用に改造された移動指揮車両M577も使用された」
画像:Telegram @ab3army
ドローンに対抗する電子戦システム

同サイトによれば、ナディーヤ村奪還作戦に参加した装甲車両はすべて電子戦システムを搭載していたとのこと。これはドローンの登場により、戦争の性質が変化していることを示すものだという。
画像:Telegram @ab3army
多数の死傷者を出したロシア軍

「キーウ・インディペンデント」紙によれば、ナディーヤ村奪還作戦は30時間におよび、ロシア軍は多数の死傷者を出したという。一方、ウクライナ軍はこの戦闘に勝利し、一帯で戦略的優位に立ったという。
ロシア軍の進軍は困難に

第3独立強襲旅団に所属する司令官のウォロディミル・フォキン氏は『ウクライナ・プラウダ』紙に対し、「ナディーヤ村の奪還により、隣接するコパンキー村に対する敵の機甲作戦は困難になったほか、ゼレニイ・ハイおよびボロヴァ集落への進軍も抑えられることになりました」とコメント。
画像:Telegram @ab3army
ウクライナ軍は防衛線を強化

同司令官はさらに、「この作戦により、ペルショトラヴネヴェ(ステピー)村およびヴィシネヴェ村に対する射撃統制も維持されます。つまり、われわれは防衛線を強化し、有利な防衛陣地を確保したと言えます」とした。
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