ハチロク、スカイライン2000GT、シティ…昭和の名車ずらり タイムスリップガレージ

昭和の名車などが展示された企画展「タイムスリップガレージ」で展示されたプリンスのスカイライン2000GT。「羊の皮を被った狼」とも称された=8日、東京都江東区の東京ビッグサイト(鈴木健児撮影)
トヨタの「ハチロク」や「セルシオ」、ホンダ「シビック」「シティ」、スバル「レガシー」、プリンス「スカイライン2000GT」など、戦後に日本の街を彩ってきた懐かしの名車が並んだ。
東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「ジャパンモビリティショー2025」の特別展示のひとつ、「タイムスリップガレージ」。イベントを主催する財団法人日本自動車工業会が企画したもので、国内外の自動車メーカー11社から35台が集められた。
2023年の開催時に東京モーターショーからジャパンモビリティーショーにイベント名が変更され、自動運転技術や電気自動車や空飛ぶ車など未来を見据えた展示が主になった。一方で過去の自動車の歴史を振り返り、世代を超えてクルマの良さを伝えていってほしい」同会の広報担当は企画の趣旨を説明した。

1981年に発売され、テレビCMでも話題になったホンダ「シティ」
展示されたのは車両だけでなく、駄菓子屋、ファミコン、ラジカセなどの懐かしいアイテムも。昭和の世相、バックストーリーとともに親子で古き良き時代を思い出してほしいという狙いだという。
展示されたのは自動車メーカーの倉庫で保管していた車両だけでなく、トヨタ博物館(名古屋市)やホンダ博物館(三重県鈴鹿市)所蔵のものも。
1964年の日本グランプリの活躍で「羊の皮を被った狼」と称されたスカイライン2000GT、1980年代の空前のF1ブームの頃、アイルトン・セナやアラン・プロストが乗った赤と白のマクラーレン・ホンダのレプリカ、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」にタイムマシンとして登場し、人気だったデロリアン、天才タマゴといわれたトヨタ・エスティマなど、当時のテレビCMやテーマ曲が聞こえてくるかのようだった。

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トヨタ「ハチロク」を見ていた男性は「おじいちゃんがこのクルマに乗ってたよ」と幼い息子に伝え、黄色いホンダ・シティを見ていた若いカップルは「この時代のクルマはカワイイね。今売ってたら乗りたい」と話し、ホンダ・シビックを見ていた親子は「パパが生まれる前の時代のクルマだよ」や「小学生の時の大嫌いな理科の先生が乗っていたクルマだ。今見るとかっこいいけど」とつぶやく女性など懐かしの名車の前で思い出話に花を咲かせていた。(写真と文 鈴木健児)

昭和の名車など展示された企画展「タイムスリップガレージ」