ロシア潜水艦「ノヴォロシースク」が燃料漏れ?:NATO事務総長はロシア海軍の実態を揶揄

化けの皮が剥がれたロシア海軍

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NATOのマルク・ルッテ事務総長がロシア潜水艦のお粗末な実態を揶揄し話題を呼んでいる。これはロシア潜水艦がフランス沖で技術トラブルに見舞われ、浮上を余儀なくされたことを受けたものだ。

「故障し、ほうほうの体で」逃げ帰る

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10月12日、オランダ当局はロシアの潜水艦が北海にて曳行されていると報告。これを受け、ルッテ事務総長はスロベニアで行われた会見の中で、「故障した」潜水艦が「ほうほうの体で」ロシアに逃げ帰っていると揶揄したのだ。

旧ソ連時代の威厳はどこへ……

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ルッテ事務総長いわく:「トム・クランシーが1984年に出版した『レッド・オクトーバーを追え』(旧ソ連の最新鋭ミサイル潜水艦をテーマとするスリラー小説)とは大違いだ。いまや最寄りの整備士を必死に探しているらしい。地中海にロシア海軍のプレゼンスはほぼ、残っていない」

フランス沖で緊急浮上

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ルッテ事務総長のコメントに先立つ10月9日、NATOはフランス沖で浮上したロシア潜水艦の動向を監視していると発表していた。このときはNATO海上司令部(MARCOM)によって、ロシア潜水艦のすぐ側まで接近して目を光らせるフランスのフリゲート艦の映像が公開された。

「われわれは見ている」

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MARCOMはSNSを通じて、「われわれは見ている。フランス海軍のフリゲート艦がNATO近海の航路で監視を行い、ブルターニュ沖で活動するロシア潜水艦の存在を確認した」と発表。

画像:X @NATO_MARCOM

NATOとロシアの間で高まる緊張

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さらに、「NATOは大西洋の両側において、つねに警戒体制を敷いており、加盟国を守る準備ができている」とした。ロシアは以前から、ポーランドやリトアニアさらにはデンマークなどNATO東部の加盟国にドローンを飛来させて挑発を繰り返しており、ロシア潜水艦の浮上は両陣営の間の緊張を高めるものとなった。

緊急浮上した潜水艦の正体

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MARCOMはこの事件について、ロシア潜水艦の写真を公開したほかには詳細情報を明かさなかった。しかし、英国の軍事ニュースサイト「UK Defence Journal」によれば、この潜水艦はロシア黒海艦隊に所属するノヴォロシースク(B-261)だと見られるとのこと。

画像:Wiki Commons By Mil.ru, CC BY 4.0

通常動力型の潜水艦

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同サイトいわく、ノヴォロシースクはディーゼル電気動力型の改キロ級攻撃型潜水艦。2013年に進水、翌年に就役したとされる。

画像:Wiki Commons By Guy Pool/MOD, OGL v1.0

同タイプの中では最新鋭

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一方、軍事ニュースサイト「Army Recognition」によれば、ノヴォロシースクはロシア海軍が保有するキロ級潜水艦の中では最新鋭であり、ステルス性能やセンサーシステム、搭載兵器などに大幅な改良が施されているという。

巡航ミサイルを発射できる

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また、ノヴォロシースクは対艦・対地・対潜水艦巡航ミサイル「カリブル-PL」を発射できるほか、ソナー「MGK-400EM」を搭載しており、「静音性と探知範囲に優れる」とされる。「Army Recognition」が報じた。

画像:Wiki Commons By Allocer, Own Work, CC BY-SA 3.0

魚雷発射管6本を装備

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一方、「UK Defence Journal」によれば、ノヴォロシースクには553ミリメートル魚雷の発射管が6本搭載されており、巡航ミサイルに加えて魚雷や機雷を発射することも可能だ。

地中海で繰り返し活動

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同サイトいわく:「ノヴォロシースクはシリアにおけるロシア軍の作戦を支援するため地中海に展開されたことがある。2015年にはスペインのセウタ港に寄港し(中略)ロシア海軍の地中海常設作戦部隊に所属して、一帯を繰り返し巡回している」

9月に発生したトラブル

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ところが、2025年9月下旬に、ノヴォロシースクがディーゼル燃料漏れをともなうトラブルに見舞われたらしいという報道がなされた。フランス24放送はさらに、この潜水艦がジブラルタル沖で緊急浮上を余儀なくされたとした。

燃料漏れを暴いたTelegramチャンネル

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そもそも、燃料漏れの可能性はTelegramチャンネル「VChK-OGPU」が9月27日に暴露した機密文書によって明らかになったものだ。この文書によれば、ノヴォロシースクはジブラルタル海峡を航行中に船体から燃料漏れが発生し、爆発するおそれもあったとされる。BBC放送が伝えた。

本当にトラブルが起きているのか?

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前出の「UK Defence Journal」はノヴォロシースクの技術トラブルについて、真偽不明だと指摘。しかし、フランス沖でこの潜水艦がふたたび浮上したことは事故の傍証となりうるほか、北海で曳行されていたというオランダ当局の発表が事実なら、ますます燃料漏れ説の信憑性は高まることとなる。

画像:X @NATO_MARCOM

問題ないと主張するロシア

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一方、『ニューズウィーク』誌によれば、ロシア側は10月12日に声明を発表。ノヴォロシースクが技術トラブルに見舞われたというのは誤報であり、国際海事規則を遵守していると主張したという。さらに、ロシア国営タス通信は黒海艦隊による説明として、「ディーゼル電気動力型潜水艦ノヴォロシースクがフランス沖で緊急浮上したのは故障が原因だとする一部メディアの報道は誤りだ」と報じている。

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