管理職になりたくない若者たち:その背景とは

出世は割に合わない?

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近年、企業の人事担当者の間で「若手社員が昇進を望まない」という声が増えている。

かつては出世が社会的成功の象徴であったが、今の若者にとって管理職は責任が重く割に合わない存在になっているようだ。

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管理職になりたくない意識の広がり

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日本能率協会マネジメントセンターが2023年に実施したアンケート調査では、約77.3%の一般社員が「管理職になりたくない」と回答。

2018年に同社が行った同様の調査では、「管理職になりたくない」と回答したのは72.8%だったことから、その割合は近年更に高まっていると言えるだろう。

画像:写真AC

管理職の満足度は高い

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パーソル総合研究所によれば管理職と一般社員の間で、会社全体、職場での人間関係、仕事内容への満足度を比較したところ、全ての項目において管理職の満足度が上回った。

若手社員には「管理職は大変」だけが伝わっており、「やりがいがある」ということが十分には伝わっていないのではと同研究所は分析している。

学生が望む働き方とは

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マイナビキャリアリサーチLabが2025年卒の学生に対し、自分の希望する働き方に最も近いものを選んでもらった結果、もっとも回答が多かったのは「仕事のレベルを上げつつ、出世して管理職にもなりたい」(42.1%)だった。

次いで多かったのは「仕事のレベルは上げていきたいが、管理職にはなりたくない」で、38.8%となった。

管理職に対するネガティブなイメージ

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「仕事のレベルは上げていきたいが、管理職にはなりたくない」と回答した学生にその理由を尋ねたところ、「管理職は忙しい・業務量が多い」「責任ばかり増える」「仕事量と給料のつり合いが取れていない」「ワークライフバランスが取れない」といったコメントが散見された。

管理職という働き方に対してネガティブなイメージが持たれている様子が、学生の回答からうかがえる。

キャリアアップに対するイメージも多様に

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続いて「あなたにとって『キャリアアップ』とはなんですか?」という質問をしたところ、最も回答が多かったのは「自分の業務スキル・レベル・難易度を上げていくこと」で、次いで「新しい業務領域に次々と挑戦して幅広く経験値を上げていくこと」、「出世して管理職になること」は3番目という結果だった。

キャリアアップに対するイメージは一様で画一的なものでなく、多様な働き方を含んでいると言えるだろう。

昇進に対するハードル

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また、株式会社mentoが行ったアンケート調査によれば、昇進する上でのハードルについて、男女ともに「仕事とプライベートの両立」を挙げた人が最多だった。

特に女性管理職にとっては「働き方がより過酷になる」、「自分にはリーダーの適性がないと思っている」、「ロールモデルの存在」という理由が男性管理職よりも大きなハードルとして存在していることが明らかになった。

組織文化と上司とのコミュニケーションの重要性

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それでは、管理職になりたい人を増やすためにはどういった施策が効果的なのだろうか。

パーソル総合研究所の調査によれば、自由闊達・開放的な組織文化や、上司との関係性が親密であることが若手社員の管理職意向に対してプラスの影響があると判明したという。

成果に見合った報酬体系の構築

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責任が大きく、高いスキルと経験が求められる管理職の業務。

管理職になりたい人材を増やすためには、その内容に合った適切な報酬体系を設定することも重要となってきている。

成功事例を共有し、ロールモデルを創出

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加えて、優れたマネージャーの成功事例を積極的に共有することも、管理職の魅力を伝える方法の1つだろう。

インタビュー記事や社内研修を通じて、ロールモデルとなる存在をより身近に感じられる環境作りが求められているのだ。

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