ジャングリア沖縄、厳しい声も「真摯に受け止め改善」 22日から〝ナイトサファリ〟開催

ジャングリアの人気アトラクション「ダイナソーサファリ」の1シーン。闇夜でティラノサウルスと対峙した隊長が犠牲になった =20日夜、沖縄県今帰仁村(大竹直樹撮影)

世界自然遺産「やんばるの森」に近い沖縄本島北部のテーマパーク「ジャングリア沖縄」(沖縄県今帰仁村(なきじんそん))で22日から、夜の特別演出が始まる。需要状況を踏まえ平日は10月以降、閉園時間が午後5時に早まっているが、土日祝日は日没後の午後7時まで営業。恐竜が生息するジャングルで〝ナイトサファリ〟を疑似体験できるようになる。

人気アトラクション「ダイナソーサファリ」のハイライト(大竹直樹撮影)

「CMと実物が違う」

夜の特別演出が始まるのは人気アトラクションの「ダイナソーサファリ」で、20日、報道関係者に公開された。草食恐竜保護チームの応援部隊の一員としてオフロード車に乗り込み、ジャングルの闇夜を疾走。獰猛(どうもう)なティラノサウルスから辛くも逃げ切るという演出になっている。

特別演出の期間中は、園内を一望できる高台のテラスで夕日を眺めながらオリオンビールを味わえるほか、アウトドアレストランの「ワイルドバンケット」で南国のミュージックライブを聞きながら飲食を楽しめる。閉園時間は時期によっても変動するという。

ジャングリアは今年7月、沖縄初の本格的なテーマパークとして開業した。60ヘクタールの敷地に約3万7500本の樹木を植え、ジャングルを演出。観光立県を牽引し、過疎化に悩む沖縄本島北部地域の起爆剤として注目を集めたが、ネット上では開業直後から「CMと実物が違う」「座る場所がない」「待ち時間が長い」といった厳しい指摘も相次いだ。

目立った混雑みられず

こうした声を踏まえ、運営会社は暑さや突然の降雨対策として日よけ付きのベンチを250台以上設置。冷房完備の休憩スポットを3カ所新設した。開業直後から運休が続き、飛ばなかった気球「ホライゾンバルーン」も最近は運航回数が増加。人気アトラクションの整理券はこれまで、スマートフォンのアプリで先着順だったが、今月22日以降は午前と午後の2回に分けて抽選する方式に改めるなど対策を進めている。

オフロード車に乗り込み、ナイトサファリ感覚を楽しめる(大竹直樹撮影)

運営会社によると、来場者の動向を分析し、案内手順を見直した結果、人気アトラクション「ダイナソーサファリ」の待ち時間もほぼ60分以内に改善されたという。園内や周辺道路でも目立った混雑はみられない。来場者数が非公表のため要因は不明だが、運営側が取り組んできた混雑緩和策が奏功した可能性がある。

ジャングリアの運営会社は「お客さまの声を真摯(しんし)に受け止め、日々地道な改善を重ねてきた。一つひとつの課題に丁寧に向き合い続ける」としている。(大竹直樹)

ジャングリアの園内を一望できるインフィニティテラス(大竹直樹撮影)