「私たちより大変な災害に遭ったのに…」能登の仮設住宅からクリスマスイブに届いた手作りツリーと特産品――児童も感激、被災地をつないだ50歳夫婦 加治木・竜門小

石川県能登半島の被災者から届いたクリスマスプレゼントを喜ぶ児童ら=24日、姶良市加治木の竜門児童クラブ
8月の大雨で被災した鹿児島県姶良市加治木の竜門小学校の児童クラブに24日、クリスマスプレゼントが届いた。2024年の能登半島地震や奥能登豪雨で仮設住宅暮らしを続ける石川県輪島市町野町(まちのまち)の住民からで、児童らは善意に喜んでいる。
今年8月以降、姶良市で活動を続ける公益社団法人ピースボート災害支援センター(東京)のスタッフ、川村勇太さん(50)美保子さん(50)夫婦が姶良市に来る前に町野町で活動をしていた縁で実現した。
同センターは今春、仮設住宅の敷地内に、住民らが交流するコンテナハウスを設けコーヒーや茶菓子を提供している。利用者から「無料は申し訳ない」という声が上がり、募金箱を設置。少しずつお金がたまり、川村さん夫婦が向かった姶良市の人のために役立てようという話になったという。
プレゼントは1人分ずつラッピングし、輪島特産のみそ、塩、菓子のほか、住民らが松ぼっくりで手作りしたクリスマスツリー、手書きのカードも入れた。24日は児童クラブの利用者17人が川村夫婦から受け取った。「能登のみなさんありがとう」と題した寄せ書きを町野町に送るという。
竜門小は近くの川が氾濫し大量の土砂が流れ込み、運動会が校庭で実施できなかった。通学に利用される近くの橋は流失。児童クラブの建物は使えなくなり、学校敷地の別の建物に移った。同小6年の岩下結花さんは「大雨後は行動範囲が狭まって大変だった。私たちより大変な目に遭ったのに、たくさんのプレゼントを送っていただき感謝です。うれしい」と笑顔を見せた。

〈関連=ひとつずつせっせと手作り〉姶良市の竜門児童クラブに贈るクリスマスツリーを作る仮設住宅の住民ら=石川県輪島市町野町(ピースボート災害支援センター提供)

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