実家の片付け、「捨てられない」が招いたリアル。物置化した2階から90kgのゴミ

年を重ねるにつれて階段の上り下りがつらくなり、いつの間にか2階が「上がらない場所」になる…。実家の片付けにおいて、2階の整理は大きな壁です。現在進行形で実家を片付け中のインスタグラマー、ぐりーんさん(50代)は、高齢の両親と暮らす中で、使われないまま2階にたまり続ける大量の服と大型家具に向き合うことを決めました。その過程を紹介します。

実家の2階の片付けの過程を紹介します

[写真】物置化した2階

階段がつらくて上がれず、2階がたちまち物置に

実家の片付けについて、インスタグラム発信しているぐりーんさん。50代独身で、高齢の両親と暮らしています。

「自分のものは減らし、すっきり暮らしてきました。でも両親、とくに母のものは努力してもなかなか減りません。そろそろ本気で取り組まなければ後が大変です」(ぐりーんさん、以下同)

ものは家じゅうにあふれていますが、ぐりーんさんはまず2階を空っぽにすることにしました。

「わが家は1階だけで生活していて、2階にはめったに上がりません。私はともかく、両親にとっては階段の上り下りが大変すぎるからです。2階には大きなファッションラックがあり、服がぎゅうぎゅうにつまっています。まさに、服置き場です」

それだけの服があり、年に1回でも着るならまだしも、ほとんど袖をとおしていない状態。

「冬服の数枚以外は、ずっと放置されたままです。母は洋裁師として働いていたので、服のほとんどは母の手づくりで、スーツやツーピースのようなきちんとした服。高価な生地で仕立てた、よそ行きの洋服でした。高齢になった今は着心地優先だから、軽くて伸縮性のある生地でつくった服しか着ていないのです」

服の運び出しは体力がないとできない

なんのために保管してあるのか分からない、不要な服の巣窟。

「手をつける半年ほど前から、母には“涼しい気候になったら服とラックを全部処分しよう”と予告してきました。心の準備をしてもらうためです。そのおかげか、服の選別はとてもスムーズに進みました。でも、ラックから下ろして床に広げ、不要な服をゴミ袋にため、1階に運ぶ作業の繰り返し。相当こたえました」

最終的に処分したのは、30リットルのゴミ袋5袋分の服。大量にあったハンガーも60本以上処分しました。

実家の片付け、大型家具の解体にひと苦労

服を運び出した後は、いよいよファッションラックの解体です。

「かなり大きなラック。組み立てにも時間がかかりましたが、解体するのはもっと大変。説明書もすでになく、どこのネジから外していいのか正解が分かりません。とりあえず各所のネジを軽く緩めながら解体を進めました」

途中、ネジを緩めきったところで、なにかのパーツが床に落下。床に傷がついてしまうというアクシデントも…。

「床の修繕、という仕事がひとつ増えてしまいました。そして解体はできたものの、粗大ゴミ処理場に運ぶには側板が大きすぎて、そのままではクルマに入らないことが判明。ノコギリでカットする必要があり、これは父が担当してくれました。粗大ゴミの受け入れには予約が必要だし、搬入できるものとできないものを確認してよりわけるのにもひと苦労でした」

これらがすべて終わって、やっと片付け完了。ファッションラック以外にも、たまりにたまったゴミを集めて90kgほど処理場へ持ち込んだそうです。2階は空っぽになり、気分すっきり。まだ手をつけるべき場所はたくさん残っていますが、少しずつ進めようと計画しています。

「1日でも若いうちにやっておこう」と早めに動いて大正解だった、とぐりーんさんは振り返ります。