無印良品のポーチが定番、重たい服は選ばない。ひとり鉄道旅の達人の「軽さ優先」持ち物リスト
いざ旅をしようと思っても、なにをもっていけばいいかわからない…。そんな旅の初心者にむけて、「ひとり鉄道旅」歴17年、漫画家・文筆家のやすこーんさんが持ち物リストを教えてくれました。自身も「とても心配症」というやすこーんさん。最初のうちは大量の荷物で旅に出かけるも、徐々に量を減らし、今の形に落ち着いたそう。服装のポイントや細々した必需品の収納テクも必見です。

駅で電車を待つ、著者のやすこーんさん(写真:坪内政美)
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旅に出るときは、キャリーケース派
旅に出るときは、たいていキャリーケースを持って行きます。リュックで行ったのは、荷物を持ち歩いて大移動した熊野古道と、雪でキャリーケースが転がせないと予想した大雪の北海道くらい。実際その2つはリュックでないと無理でした。
一応、「荷物は軽く」を心がけています。心配性のため、普段から荷物が多いのですが、多いのはもう仕方ないとあきらめています。自分で責任をもって持ち運べればいいのです。
地方ではエレベーターがない駅もたくさんあるので、その荷物を持って階段を上り下りする覚悟と体力はつけています。
ひとり鉄道旅の達人の「持ち物リスト」

書籍『食べて飲んで ひとりで楽しむ鉄道旅』(玄光社刊)より
荷物を軽くするためには、ちょっとした工夫が必要。化粧品などは小さいボトルに詰め替えたり、重たい服は選ばないなど、「軽さ」優先で。旅先ではデザイン性より機能性を求めた方がストレスになりません。
●時計
腕時計は必須。スマホ頼みにして、万が一電池がなくなったら大変。旅先で時間がわからなくなると、なにもできなくなってしまいます。
●スマホなどのバッテリー
写真はおもにiPhone14Proで撮っているので、モバイルバッテリーは必ず持ち歩きます。YouTube用にGoProも持参して、あとは予備のカメラ。一眼レフは重いのであまり持ち歩かなくなりました。これらのバッテリーを充電するための充電器と電源タップも必需品。スマホの電源ケーブルは、万が一断線したら困るから、予備を持っていきます。パソコンも持参することが多いので、電源も忘れずに。スマホ用の三脚を持って行くことも。
●洋服(旅の目的に合わせて選ぶ)
いちばんかさばる洋服も、持ち運ぶ際は軽い素材のものを、と意識しています。歩き回る旅はパンツだけで行きますし、観光列車にちょっとおしゃれして乗りたいという場合は、丸めてもシワにならないワンピースを1枚、それに合うアクセサリーも1つ持っていきます。冬のセーターは圧縮袋に入れるとかなりカサが減らせます。
温泉をはしごするなら、脱ぎ着しやすい服。足湯につかる可能性があるなら、足元をまくれる服など、行程を考えて服選びをします。
夏はクーラーが効きすぎている車内用に、カーディガンやストールなど、羽織れるものを持参。これも丸めてシワにならないものが好ましい。ワンピースの下に履けるレギンスも、いつも持って行きます。
●サコッシュ、ポシェット、ビニール袋
ホテルに荷物を置いてごはんを食べに行くときなどは、お財布やスマホをサコッシュやポシェットに入れます。立ち寄り湯をはしごするときは、スポーツタオルや着替えが入るサイズのビニールバッグ。エコバッグは常に持ち歩いているため、それで代用することも。
旅先ではゴミ捨て場に困ることも多いので、ゴミ袋にもなるビニール袋はいくつか持っていきます。とくに北海道は列車内にしかゴミ箱がないところが多いです。
●靴(歩き慣れたものを履く)
普段から、たくさん歩いても疲れない、少しヒール(4~5cm)のあるものを履いて行きます。高さを出して足を長くした方が、1歩の幅が広くなるので早く歩けるのです(たぶん)。走ることもままあります。紐靴が苦手なので、スニーカーはあまり履きません。
●下着(パンツ、ブラジャー、靴下、キャミソールなど)
日数分を準備。靴下は、着る洋服に色を合わせて選びます。洗濯は、6日以上の長旅でない限り、出先ではやりません。ホテルに洗濯機や乾燥機があってもあいているかわからないし、時間がかかるので、余裕がないと無理。下着やハンカチくらいであれば、手洗いして干しておくことも。
やすこーんさんの「持ち物リスト」。かさばるコスメ類の持ち運びテクも

書籍『食べて飲んで ひとりで楽しむ鉄道旅』(玄光社刊)より
旅行用には透明のビニール素材の軽い化粧ポーチを使っています。無印良品が定番。以前はたくさん入る布ポーチを持ち歩いていましたが、これだけでも重いと気づき、化粧道具も最低限使うものだけ選んで入れています。口紅は1本しか入れない、とかね。
●化粧道具(化粧水、乳液、メイク落とし、洗顔料、シャンプー、リンスなど)
基礎化粧品は、小分けのボトルに移し替えて持って行きます。あるいは1回使いきりを日数分か、オールインワンのミニサイズ1つだけ持参することも。
宿の備えつけのシャンプー・リンスは、たいていリンスインシャンプーなので、日頃愛用している製品の1回使いきりタイプを用意。
ほかに寝癖直しのヘアトリートメントをスプレーボトルに移し替え、ヘアワックスもミニケース入りを使っています。
●タオル、ハンカチ
立ち寄り温泉に行くことが多いので、常にスポーツタオルサイズのものを持って行きます。ハンカチは、タオルハンカチ一択。汗かきなので、夏はハンドタオルを日数分持って行きます。
●薬、コンタクト、メガネ
意外と忘れがちなメガネやコンタクト。目が悪い私はこれを忘れると旅が台無しに。使い捨てコンタクトは日数分+予備を持って行きます。たまによれて使えなかったり、うっかり落としたりしたときのため。薬や小物などは、ジップロックを多用。普段から気に入った絵柄のジップロックをストックしているので、旅に出るとき、活躍してもらいます。
●小銭
大きな駅では、ロッカーをSuicaで利用できるところも増えてきましたが、地方ではまだまだ小銭が主流。両替機もないところが多いので、100円玉は常にいくつかお財布に残しておきます。
荷物はロッカーや宿に預けよう

※画像はイメージです。(画像素材:PIXTA)
東京駅や大阪駅など、大きな駅ではロッカーがシステム化されているところが多いです。歩き回ってあきを探すのではなく、駅員さんや案内所でロッカーのあきがないか尋ねると、「今、こちらの上から2番目があいてます」と、場所と空きの状況をiPadで教えてくれます。
また、コインロッカー検索アプリもいろいろあるので、大きな都市に行くときは、それを使うのもありです。
●旅の最終日に宅急便で荷物を送るという手も
ホテルが駅近なら、まずホテルに荷物を預けてから行動します。泊まるホテルであれば、たいてい無料で預かってもらえます。また、チェックアウトしてからも、荷物を預かってもらえます。
旅の最終日に宅急便で荷物を送ってしまうのもあり。もちろんパソコンなど電子機器類は全部出して、洋服やすぐ使わないもの、お土産などをキャリーケースに入れて送ります。その方が、LCCの飛行機を利用する際、荷物の超過料金を払うより安くつくこともあります。
※この記事は『食べて飲んで ひとりで楽しむ鉄道旅』(玄光社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。