元教員が感じた、「自立した子」を育てるために必要な“学級経営”と“子育て”の意外な共通点とは

元教員が感じた、「自立した子」を育てるために必要な“学級経営”と“子育て”の意外な共通点とは

こんにちは。知育で娘を3歳でIQ130まで伸ばした、賢い子の育て方について発信している、まーやです。 毎日子育てをしていると、この子はちゃんと成長しているのかな…このままで大丈夫?と思うことはありませんか?わが子の成長のためにといろいろ取り組んでも、成果がすぐに表れるものではないので、焦ってしまうこともありますよね。 私は14年間の教員経験があるのですが、学級経営と子育てはどこか似ているなと最近気付きました。 今回は「自分の子育て、大丈夫かな」と少しでも感じたことのある子育て真っ最中のママやパパに、読めば少し気持ちが楽になる、学級経営と子育ての似ている部分をお話ししていきます。

学級経営のゴールは「じりつ(自立・自律)した子」

「じりつした子になってほしい」 じりつ、という言葉には 「自立」( 他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。学校で例えるなら、先生の力を借りずに、一人で勉強できること) 「自律」(自分の行動を自分で決めた規律に従って正しく規制すること。学校で例えるなら、自分自身で立てた学習スケジュールに従って行動すること)の二種類があります。 その両方の意味をこめて、ここではひらがなで「じりつ」と表現していますが、これは、何年生を担任していても私が目指していた子どもたちの姿の一つでした。学級経営は、その地域で育てたい子どもの姿や、各学校の教育目標に照らし合わせながら、目の前の子どもたちの実態に合わせて、目標を決め運営していくんですね。 その中で先生の思いも反映させていくのですが、私は「じりつした子になってほしい」という願いをもちながら子どもたちと関わってきました。 おそらく、このコラムを読んでいる方はお子さんが生まれる際「こんな子に育ってほしいな」と少なからず願いをもったと思います。優しい子に育ってほしい、元気よく育ってほしい、周りの人から愛される子になってほしい。 この「こんな子になってほしい」という願いは、まさに学級経営のゴールと同じなんです。

土台を固める4〜5月

生まれてくるまでは、とっても楽しみにしていたのに、実際に子育てが始まると怒涛の毎日が始まりますよね。特に初めての子育ての、生まれたての頃は目まぐるしかったと思います。 学校生活も同様で、気が抜けないのが最初の数カ月。楽しく学校生活を送れているかな。友達関係はどうかな。授業は理解できているかな。目まぐるしい日々が過ぎて、ようやく学級が落ち着くのが私の教師経験を振り返ると、だいたい6月頃でした。 この最初の数カ月に全力を注ぐことで、1年間の後半から子どもたちがぐんぐん伸びるなぁというのが私の実感です。おそらく、私と子どもたちの間で信頼関係のようなものが築かれているからだと思っています。 子育ても全く同じで、0歳から3歳頃までに特にたくさんの愛情を注ぐことが大切だと言われています。「自分は大切な存在なんだ」と自己肯定感へとつながり、その後の人生に大きく影響を与えるからなんです。 その土台作りがしっかりしていれば、子どもはぐんぐん伸びていきます。これは学級経営でも同じで、1年の後半から一気に成長速度が加速していくんです。3学期には、私はただいるだけの存在になり、子どもたちだけで生き生きと協力し合いながら毎日を過ごすように。「じりつしてほしい」と願いを持ち続け、関わってきたからこそ、子どもたちがそのように成長してくれたのだと思います。これがいつまでも、過保護なまでに関わり続けていたら、こうはならなかったと思います。 子育ても教育もすぐに答えが出ず、これでいいのだろうかと悩む日々ですが、「こんな子に育ってほしい」という願いを持ち続けることが大切なのだと、教員時代を思い出しては私も子育てに奮闘する毎日です。

巣立った後はどうなる?

「こんな風に育ってほしい」と思って子育てをしているけど、本当にそんな風に育ってくれるのかしら、と心配になることはありませんか。子育ては、すぐに成長が見られるわけではないですし、正解がないものなので不安になることも多いですよね。 これは教員時代に前年度、教室に冷たい言葉が飛び交い、授業が成立しづらい状態のクラスを担任することが決まった時の話です。 「今の状態では、きっと学校が楽しくないだろうな。この子達が卒業するときに、心の底から楽しい学校生活だったと思ってもらいたいな」と思い、担任を引き受けることにしました。 4月に配布する学級通信には、ある歌の題名をつけました。この子達が卒業式までに、この歌の意味を理解し、紆余曲折あったけれども最後にはまっすぐ育ってくれたら嬉しいという願いを込めたものです。 できることは全部やったと思います。 前年度までは冷たい言葉が飛び交っていた教室だからこそ、温かい言葉があふれる場所にしたい。私は一人一人の良さを見つけるたびに伝え続け、温かい言葉であふれるようにしてきました。 徐々に前年度、クラスのボス的存在だった子が、リーダーとしてクラスを引っ張ってくれるように。心を閉ざして友達を作らなかった子が、クラスの役に立ちたいと毎日係の仕事を頑張るように。昼休みにはグラウンドで全員で無邪気に遊ぶ様子も見られるようになりました。 いろんな先生が子どもたちが変わっていく様子に驚いていました。何より、子どもたちが自分たちの成長を実感し、毎日生き生きと過ごすようになったのです。

小学校生活最後の卒業式。 子どもたちは学校生活は楽しかったと言って卒業してくれるといいなぁ。 そんな思いで入場してくる姿を見ていました。 卒業式では式の合間に、生徒がピアノを生演奏する場面があります。私が受け持っていた生徒がピアノを弾いたのですが、彼女が選んだ曲は、私が学級通信のタイトルにしていた曲でした。卒業式本番に、前奏が耳に入るのと同時に涙腺は崩壊。 私の思いは確かに届いていたんだなと実感した出来事でした。 子育ては毎日があっという間で、悩むことも多くて、正解が分からず、不安になることも多いですよね。 ですが、ママやパパや周りの方のそのお子さんに向けた思いや愛情は、目に見えないけれど必ず伝わっていて、心の土台作りにつながっていると思っています。余裕がなくなり大変なことも多いですが、それでも肩の力を抜きながら、愛情を注ぎながら長い道のりの子育てを楽しんでいきたいですね。

【Profile】まーや(@ma_ya.chiiku)

教員時代の習性と研究気質から、妊娠中に育児書を1000冊以上読破。14年間の教員経験の中で、生きる上では学力だけではなく、人間性も重要だと感じ、特に幼児教育の重要性について考えるように。乳幼児期の脳の発達やIQおよびEQに着目し、2年間の育休中に自宅保育と知育を行い、3歳の娘のIQを130までに伸ばした。北海道の一軒家で夫、3歳の保育園児(娘)との3人暮らし。

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