狙われるマンションの宅配ボックス 郵便受けに手を突っ込み不在票を取る手口 38歳の男「生活が苦しいので売ってお金に」被害者「荷物が入っていない」
マンションの宅配ボックスから荷物を盗んだなどとして、福岡市の男が追送検されました。日常的に利用する人が多い宅配ボックスですが、その利便性を悪用した巧妙な手口が明らかになっています。

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■森野里奈記者
「押収されたものは本や衣類、そしておむつもあります。ジャンルを問わず窃盗を重ねていたことが分かります。」
並んでいるのは、すべてマンションの宅配ボックスから盗まれたものです。
窃盗の疑いで、12日に追送検されたのは福岡市の38歳のアルバイトの男です。
警察によりますと、男は去年7月、福岡市早良区のマンションの宅配ボックスから、居住者の女性宛てに届いた衣類1着、およそ2500円相当を盗んだ疑いで逮捕され、その後、起訴されていました。
その後の捜査で、男は去年3月から8月にかけて、市内の別の複数のマンションでも同様に宅配ボックスから配送品を盗んだなどとして、12日までに追送検されました。
配送品の被害額は合わせて9件、およそ14万5000円に上っています。

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『生活が苦しいので売ってお金に換えていた』
警察の取り調べに対し、男はこのように話し、容疑を認めているということです。
男が繰り返し狙っていたとみられる、宅配ボックス。どのような手口で、中の荷物を取り出していたのでしょうか。

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狙われたのは、すべて同じタイプの宅配ボックスでした。ボックスを開けるためのパスワードを荷物を入れた宅配業者が設定し、不在票にパスワードを記載して郵便受けに入れるというものです。
男は郵便受けに手を入れて不在票を取り出し、記載されたパスワードでボックスを開け、荷物を盗んだとみられています。
被害に遭った女性は、配送予定日を過ぎても荷物が届かなかったことで被害に気づいたといいます。
■被害者
「7月31日に届いているはずの荷物が届いてないなって気づいて。見たら開けられている、もう荷物が入っていなくて不在票も入っていなくて、なんだろうこれと思ったのがきっかけです。別の階の方からも、うちの荷物が入っていませんかという問い合わせが来たので、もしかしたら取られているんじゃないかなと思って、管理会社の人に電話した。」
なくなったのは子ども用のシャンプーなど6点で、警察に被害届を提出しました。
■被害者
「まさか自分がという感じで怖いです。配達の方、販売元の方にも迷惑がかかっているし、本当に悔しい。」

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今回の事件を受けて、警察は。
■早良警察署・川口修副署長
「一見、安全に受け取ることができると思っているような宅配ボックスでも、実はこういう危険性があることを分かってほしいと思います。」

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宅配ボックスなどのメーカーが調査したところ、宅配ボックスに荷物が配送されてから利用者が受け取るまでには、平均で23時間10分かかっていたということです。
■川口副署長
「宅配ボックスの品物が届いたら、早めに取り出して受け取る。配達の日時の指定を行うなど長い時間、ボックスの中に品物を残したままにしておかないことが大事かと思います。」
福岡市内では2年前から宅配ボックスから荷物が盗まれる被害が多発していて、警察が捜査を続けています。