超小型衛星「レオパルド」宇宙に放出!九工大の開発チーム 運用数が「世界一」のワケ 北九州市
北九州市の九州工業大学が開発した新たな超小型衛星が、宇宙空間に放出されました。宇宙工学の分野で世界的に評価されているという九工大。新たな衛星の運用は、ある大きな目標の試金石となります。

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2月3日夜、北九州市の九州工業大学戸畑キャンパスです。
■白野寛太記者
「会場では、皆さんが緊張した表情をしています。」

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教授や学生らが見守る大画面には、宇宙から届いたライブ映像。まもなく、彼らが開発した超小型衛星「レオパルド」が、国際宇宙ステーションから宇宙空間へ放たれるのです。
■カウントダウン
「3、2、1!」
「レオパルド」は無事、放出されました。
■九州工業大学 助教 オルガス・ネチュミ・ジハンさん
「とても幸せです。レオパルドチームは、放出された衛星の幸運を祈っています。今後の調査の成功を願っています。」

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九州工業大学が開発した超小型衛星「レオパルド」は、秒速およそ8キロ、1時間半で地球を1周します。
今後4か月ほどかけて、地球の形状や大気の状態などを観測しながら、搭載された計器類が正常に機能するかもチェックされます。

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九州工業大学は「月に人が滞在できるか」を調査する衛星の開発を目指していて「レオパルド」による地球観測はその試金石となります。
■九州工業大学大学院 工学研究院・趙孟佑 教授
「今、あしたの生活が良くなるわけではないですが、10年後ぐらいに、みんなが月に行き出した時に役に立つと思っています。」
Q.10年後には月に行けるのですか?
「もしかしたら、来年ぐらいに行っているかもしれませんよ。」

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九州工業大学が運用する小型・超小型衛星は、今回の「レオパルド」で実に32機目です。
過去10年間にいくつ運用したかを比べるランキングでは、世界の大学・学術機関を抑え、8年連続の1位です。

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トップを走る理由の一つは、充実した研究施設です。
小型衛星の開発から組み立て、検査までを完結できる大学は国内ではここだけで、世界的にも珍しいといいます。

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もう一つの理由は、世界中から優秀な留学生を受け入れていることです。「レオパルド」の開発チームも8割が外国人です。
■九州工業大学の研究者
「デスク上で検証し、その後、実際に衛星での過程へと移ります。」
4日に行われた研究紹介イベントには、全国の大学で宇宙工学を学ぶ、多くの外国人学生が参加しました。
■タイからの留学生
「とてもハイテクで、初めて見ることができた。自分の研究室でしている研究と直接関係するトピックで、参考になった。」
■九州工業大学大学院・趙孟佑 教授
「みんなが切磋琢磨して、いろいろなことを学んで国に帰る、あるいは日本の中で日本の宇宙業界に貢献してくれる。そういったことを願っています。」
世界中の叡智(えいち)を結集し、最先端の研究施設で宇宙科学の発展を担う九州工業大学。
宇宙に放たれた小型衛星「レオパルド」の運用を見守りながら、多くの人が月に滞在する夢を実現させようとしています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年2月12日午後5時すぎ放送