「貯まらない家」ほど大量のレジ袋。片づけのプロが指摘、節約や貯金とは正反対の行動は?

「貯まる家」「貯まらない家」には共通点がありました。片づけの仕事で数多くの散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんに、貯まる家になるコツを教えてもらいました。

ものを減らし、つめ込みすぎないのが貯まる家への近道

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段ボール4箱分のレジ袋にビックリ

段ボール4箱分のレジ袋はもちすぎ

ほんの数年前までは買い物の際にタダでもらえていた、スーパーやコンビニのレジ袋。2020年に有料化し、“なんとなく貴重なもの”に感じる人もいるかと思います。つまり捨てづらく、ため込みがちになっているということです。

「これは子どもの保育園のオムツ袋用に取っておいているんです。絶対に使うものだからいいですよね?」と、お客様から段ボール4箱分のレジ袋を見せられて、ビックリしたことがあります。

もちろん、レジ袋を再利用するのはすばらしい発想です。ただし、いくらオムツ袋に使いまわしたいとはいえ、段ボール4箱分も用意しておくのは、多すぎますよね。過剰なストックは、場所代にお金を払っているのと同じ。収納するものが段ボールならば、まだいいのかもしれません。

最近は「レジ袋を収納するためのグッズ」もたくさん売っています。それらのグッズが悪いとは思いませんが、数多くもちすぎると、これもまた、場所代を払うために、さらにお金を使っている…と、節約や貯金とは正反対の行動になってしまいます。

そもそもレジ袋は、買ったとしてもそれほど高いものではありません。必要なときに必要なだけレジ袋を買うコストと、ため込んだものを保管するためのコスト。長い目で見てどちらを優先すべきかを考えていただきたいと思います。

真の「デッドスペース」とは死蔵品を生み出すスペース

スペースについて、もう少し一緒に考えてみましょう。あなたのお宅には「余白」と呼べるような、“なにもない空間”はありますか? クローゼットの中、玄関、リビング&ダイニング、浴室…どこでも構いません。とにかくものがなにも置いてない場所です。

「うちは玄関かな。靴や小物類が散らばっていなくてスッキリと片づいている」、「押し入れの天袋の中はスカスカだけど、ものを詰め込む予定はない」…などがイメージできた方、すばらしいです。

逆に「クローゼットのすき間が10 cmあいている。なにを収納しよう?」、「リビングの空間にまだ余裕があるから、キャビネットを買って小物を入れようかな」と、考えがちな人はちょっと危険。たとえ新たに収納できそうなスペースがあるとしても、そこはあえて空白のままにしてみてほしいのです。

部屋の余白は心の余白を生み出す

私は「部屋の余白は心の余白」と思っています。たくさんものを持っていても、そのものが別のものを隠してしまったり、使わないまま保存したりして、所持していることすら忘れてしまう。

余白があると「もったいないから」、「せっかくの自宅にデッドスペースをつくりたくない」と収納を増やそうとする方が多いですが、こういった“死蔵品”をつくり出すスペースこそが、まさに本当の意味でのデッドスペースになるのではないでしょうか。そんなデッドスペースを少しでも減らすことが、快適で、しかも貯まる家への近道です。