「あご周りがたるんできた」「首が短くなった」…「すべての元凶は後頭部です」1万人以上の肌と触れ合ったエステティシャンが伝授する【後頭部ほぐし術】
前回の「鼻むくみ」に加えて、CREA世代ならぜひ気にしてほしいのが「後頭部&首のむくみ」。後頭部や首がむくむことによって起こるトラブル、自宅で簡単にできるほぐし術についてゴッドハンドエステティシャンの瀬戸口めぐみさんに聞きました。
事件は現場で起こらない! あご周りのたるみの元凶は後頭部に
あご周りのたるみの原因は、一見関係ないように見えますが、実は後頭部のむくみにあるのだそう。「後頭部のむくみが日常化してしまうと、首が短く見えて、さらにあご周りにたるみが生じやすくなってしまうんです。事件は現場で起こっているわけではないんですね」と語る瀬戸口さん。「そこが固まっている人は首と鎖骨をつなぐ胸鎖乳突筋、鎖骨の下にある大胸筋なども凝ってしまいリンパの流れが滞るので、Tシャツを着たときのシルエットが一気にオバさん化してしまいます」という、ちょっと怖いお言葉も。

あご周りのたるみの元凶になっているのは後頭部のこのエリア。固くなってしまった筋肉をほぐすマッサージが必要。
今回は、短くなってしまった首やあごの周りのたるみをケアできる、後頭部と首のほぐし術をご紹介します。特に化粧品などを使う必要はないので、お風呂上がりや動画を見ながらなど、自分の好きなタイミングで行いましょう。
後頭部&首むくみ撃退マッサージの方法
【STEP1】後頭部を押し上げるようにほぐしてウォーミングアップ
まず、両手の親指を後頭部に当てて、指の腹でグッと下から押し上げるように力を加える。後頭部の耳のすぐ横から中央部まで少しずつ親指をずらして、全体をもみほぐす。2往復行う。

耳のすぐ横からマッサージスタート。親指でグッと押し上げながら横に移動する。親指を少しずつずらし、中央部まで移動。2往復行う。
【STEP2】コリで盛り上がってしまった僧帽筋を元の位置に戻す
肩、首、背中の上部を覆う三角形の大きな筋肉が「僧帽筋」。コリが蓄積すると盛り上がり、首が短くなるので、拳を使って戻していく。耳のすぐ後ろから首の付け根に向かって、4指の第二関節を使って下にほぐす。左右5回ずつ行う。

手を軽く握り、親指以外の4指の第二関節を使用。

続いて僧帽筋エリアをほぐしていく。耳の後ろにある後頭部の骨のでっぱりのすぐ下からマッサージスタート。

首の付け根まで来たら終了。左右5回ずつ行う。眼精疲労もすっきり。
【STEP3】肩のストレッチで首のむくみを撃退
肩を回して血行とリンパの流れを促進し、首のむくみを撃退。5回繰り返せば、肩回りがホカホカするのがわかるはず! このパートだけをデスクワークの合間に行うのもおすすめ。

肩のストレッチで首のむくみを撃退! まずは両手を肩に沿えたまま、肘を前方上部に引き上げる。

両肘を肩のラインとまっすぐになるようにして、胸を開く。

両肩を下げ、胸を突き出すようにして、5秒キープ。

最後に、両手は肩に沿えたまま、首を少し斜め右方向に伸ばし、左の僧帽筋を伸ばして5秒キープ。反対側も同様に。
【STEP4】鎖骨を押さえて首のストレッチ
両手のひらを重ね、鎖骨を軽く押さえながら、5秒ずつのばす。一連の流れで血流とリンパの流れをサポート。首のシワ防止にもなり、呼吸もしやすくなるはず。

最後に首のストレッチを。真上を向き、5秒キープ。

同じく鎖骨を押さえたまま、右上を向いて5秒キープ。

同様に鎖骨を押さえたまま、左上を向いて5秒キープ。一連の流れで血流とリンパの流れをサポートできる。
●お話を伺ったのは……
瀬戸口めぐみさん
エステティシャン。自然派化粧品ブランドで28年ブランドディレクターを務め、2023年にスキンケアブランド「MEM」を創立。国内外セレブリティをはじめ、延べ1万人以上の肌と触れ合ったゴッドハンド。著書は『瀬戸口めぐみ式「老化筋ほぐし」』(小学館)など。
https://mem-mem.jp/
増本紀子(ますもと のりこ)
美容エディター&ライター。alto代表。4つの出版社勤務を経て、独立。雑誌やメーカーのリーフレットなどで、スキンケアからインナービューティ、フェムケアまで幅広い美容記事の編集・執筆を行う。雑誌CREAでも多数の記事を執筆している。