【解説中継】日米首脳会談直前 米国側からランチ中止と打診され、首脳会談は「延長か」?

まもなく開催される日米首脳会談。直前にアメリカ側から日本側に対し、ワーキング・ランチを中止するよう打診されました。首脳会談も延長となる見込みです。会談でトランプ大統領はカメラの前でどのような要求をするのか、そして、高市首相がどう受け応えをするのか、世界中が注目しています。

ここで国会記者会館にいる政治部の渡邊翔記者と中継をつなぎます。

■“ワーキングランチとりやめ、首脳会談を延長”…米側から打診

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──渡邊さん、高市首相は「トランプ大統領対策」として、どのような準備をしてきたのでしょうか?

首相の出発直前まで政権幹部が一番気にしていたのも、VTRにあった「冒頭撮影」でした。この冒頭撮影、トランプ大統領の発信の場に利用されることも少なくありません。

この冒頭撮影の関連でいま入ってきた情報ですが、当初の予定では、この冒頭撮影がある首脳会談を行い、その後部屋を移動してワーキングランチという予定だったんですが、日本政府高官によると、ワーキングランチという形式をやめて、首脳会談をできる限り長くやろうという打診がアメリカ側からあったようなんです。

首脳会談本体の時間が長くなれば、この冒頭撮影の時間がどのくらいの長さになるのか、読めなくなってきそうです。そこで高市首相、かなり大量の「想定問答」を用意して、頭にたたき込んでいるようです。

■トランプ大統領の出方は? 想定されるいくつかのパターン

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この首脳会談冒頭でのトランプ大統領の出方、日本側には、いくつかの見方があります。

カメラの前で派遣要請を受けるというのがワーストケースですが、他にも自衛隊派遣を要望しないまでも不満を示すパターン、世界的にも孤立しているトランプ大統領が、高市首相という「友人」との信頼関係を誇示するパターンなどです。

自衛隊の件など、具体的なテーマで“言質”を取られないよう、「とにかく耐える」という方針が首相と周辺の間では共有されているそうなんです。

──その高市首相ですが、アメリカに着いてからの最新情報は何か入ってきていますか?

ワシントンは朝の6時半、ホワイトハウスに隣接する迎賓施設「ブレアハウス」にいる高市首相、普段ですともう起きている時間かなと思います。首脳会談は午前遅めから。高市首相はこの後、最後の打ち合わせを行い、本番に備える見通しです。

■首脳会談のポイント…成否を左右するものは

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──首脳会談の内容ですが、ポイントをどう見ていますか?

日本側の用意したカードを、トランプ大統領が「アメリカに対する貢献」と判断するかどうかが、会談の成否を左右するかと思います。

高市首相はホルムズ海峡での航行の自由の重要性を強調し、アメリカが事態の沈静化を図ろうとしているとして、その姿勢には支持を表明する考えです。

自衛隊の派遣は、戦闘が続いている中では現行法制では難しいですが、高市首相、国会で「完全な停戦合意の後、貢献できることが皆無だとは申し上げない」と答弁しています。「戦闘終結後」にどう協力するかという議論が出てくるかも、ポイントになると思います。

また、経済面では、対米投資プロジェクトの一環として、アメリカ産の原油の増産に投資し、日本がその原油を調達、日米で共同備蓄する案を伝える方針です。今回発表が予定されている対米投資の第2弾プロジェクトも、エネルギー関連の案件が中心になる見通しです。

高市首相は、イラン情勢への自衛隊の対応については「できないことはできないと伝えるつもり」とも話していましたが、その上で「できること」でトランプ大統領を納得させ、“日米の結束”をアピールできるかが問われる難しい会談になります。