トランプ氏、イランの発電所攻撃を新たに警告

トランプ米大統領

トランプ米大統領は、イランの「新たな、より理性的な政権」との合意が成立せず、ホルムズ海峡がただちに開放されない場合、米国はイランの発電施設などを爆破し、完全に破壊すると述べた。

これに先立ちイラン外務省の報道官は、米国から提示された15項目の和平計画は大半が「行き過ぎで、非現実的かつ不合理な要求」だとの認識を示した。

ホワイトハウスによると、トランプ氏はアラブ諸国にイランでの戦争の費用負担を求める可能性がある。

トランプ氏はまた、停戦に向けて協議しているイラン当局者の一人にモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長を挙げた。

トランプ氏、イラン戦費負担をアラブ諸国に求める可能性=ホワイトハウス

米ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、ドナルド・トランプ大統領がアラブ諸国にイランでの戦争の費用負担を求める可能性を示唆した。

1990~91年の湾岸戦争でクウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)が戦費の多くを負担したことを踏まえ、今回の戦費は誰が負担するのかと記者から問われ、レビット氏はトランプ氏がアラブ諸国の指導者に支援を求めることを検討していると述べた。

レビット氏は「大統領はそれを要請することに大いに関心があるだろう」とし、「その点について時期尚早なことを言うつもりはないが、確かに大統領はそれを考えているはずで、今後大統領自身からさらに詳しく聞けるだろう」と述べた。

(31日03:20 JST 更新)

原文:White House Hints That Trump Could Ask Arab Leaders to Pay for War

トランプ氏、イランのガリバフ国会議長と協議中と認める

イランのガリバフ国会議長

ドナルド・トランプ米大統領は30日、停戦に向けて協議しているイラン当局者の一人にモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長を挙げた。

トランプ氏は米紙ニューヨーク・ポストとのインタビューで、ガリバフ氏は米政府と協力できる人物かと問われ、「これから分かる」と述べた。1週間以内に明らかにするとした。

トランプ氏は29日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、ガリバフ氏が複数のタンカーのホルムズ海峡通過を承認したと語った。ガリバフ氏には停戦合意に向けて譲歩する意思があるとトランプ氏は受け止めた。

ガリバフ氏は米国との協議への参加を否定している。同氏は合意を実現できる強硬派だと専門家はみている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米国とイスラエルが一時的に暗殺リストから除外したイラン当局者2人のうちの1人が同氏だと報じた。

(31日02:30 JST 更新)

原文:Trump Confirms U.S. Is Speaking to Iran’s Ghalibaf

トランプ氏、イランの発電所攻撃を新たに警告

ドナルド・トランプ米大統領は、イランの「新たな、より理性的な政権」との間で、戦争終結に向けた協議が大きく進展したとソーシャルメディアに投稿した。一方で、近いうちに合意が成立せず、ホルムズ海峡がただちに「ビジネスに開放」されない場合、米国はイランへの「滞在」を打ち切り、「すべての発電施設、油田、カーグ島(そしておそらくすべての脱塩プラントも!)」を爆破し、完全に破壊すると述べた。

トランプ氏は先週、イランが4月6日までにホルムズ海峡を開放しなければエネルギー施設を攻撃するとし、この期限を10日間延期していた。今回の投稿はこの期限に言及しておらず、それがまだ有効かどうかは不明だ。

トランプ氏は「これはイランが旧政権の47年間の『恐怖支配』の間に我々の多くの兵士や他の人々を虐殺し、殺害したことへの報復だ」と記した。

(30日22:30 JST 更新)

原文:Trump Issues Fresh Threat to Iranian Energy Sites

米の15項目和平計画は「非現実的で不合理」=イラン外務省

イラン外務省のバガイ報道官

イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は、米国から提示された15項目の和平計画について、大半が「行き過ぎで、非現実的かつ不合理な要求」だとの認識を示した。国営通信社IRNAが報じた。

同報道官は、仲介しているパキスタンを通じて受け取ったこの計画に対し、イランはまだ正式に回答していないと述べた。この計画は、ウラン濃縮の断念、主要な核施設3カ所の解体、弾道ミサイル計画の打ち切り、ホルムズ海峡の開放などをイラン側に求めている。

IRNAによると、同報道官は、イランが決定を下した際には全ての関係者に通知すると表明。「われわれは自らの立場に自信を持っており、何を望んでいるのか、そして何が絶対に受け入れられないのかを正確に把握している」と強調した。

週末にパキスタンで開催された平和と安全保障に関心を持つ地域諸国の会合に関しては、称賛に値すると述べ、「この地域の戦争に取り組むいかなる国や当事者も、誰がそれを始めたのかを考慮すべきだ」と指摘した。さらに、「現実的かつ公正でなければならず、自制は一方だけに期待すべきではない」と語った。

(30日22:30 JST 更新)

原文:Iran Says 15-Point U.S. Plan Consists of ‘Unreasonable Demands’