高輪ゲートウェイ隣接施設「都市型農園」 「作る」体験し「食べる」思いは

JR高輪ゲートウェイ駅と大井町駅に直結する複合施設が28日、ともに全面オープンしました。その高輪ゲートウェイ駅の施設では、「食べる」だけでなく「作るところ」から体験してもらうことで、生産と消費の場をつなごうという取り組みが始まっています。

■消費するだけでなく「作るところ」から見て体験

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高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発。すべてのエリアの営業が28日、スタートしました。巨大な商業施設「ニュウマン高輪」も最後のエリアが完成。

嶋﨑凜記者

「液体窒素で一気に冷やしてジェラートを作る様子を間近でみることができます」

施設では、消費するだけでなく「作るところ」から見て体験できることにこだわっています。そのため、こんな施設も。

嶋﨑凜記者

「植物でいっぱいの空間が広がっています」

都会の真ん中で葉物野菜やハーブ、食用の花などおよそ1800株を栽培する「都市型農園」です。

訪れた人がハーブや花を自分で摘み、ハーブウオーターを作ったり、ケーキに飾ったりして食べることができます。

参加者

「ミントとか匂いがちゃんとついているんだなって、はじめて知りました」

「都心のなかでも自然を楽しめる空間は、すごくすてきだなと思いました」

■「食べる側」も「作る側」に思いはせるきっかけに

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この農園を手がけているのが、俳優の小林涼子さんです。

――これ魚ですよね?

農園を運営する小林涼子さん

「そうなんです。この子たちは食べられる魚」

――食べられるんですか、魚?

農園を運営する小林涼子さん

「魚が餌を食べて排泄をする、そのちょっと汚れてしまった水ですね、その水は植物にとっては肥料になるんです」

魚の養殖と水耕栽培を掛け合わせることで、効率よく「食べ物」を育てるシステムになっています。今後、ここで育てた魚や植物を施設内のレストランに提供することをめざしています。

農園を運営する小林涼子さん

「元々、私が農業を始めたきっかけは、東京で(俳優として)10代、20代を駆け抜けたんですけれど、ちょっと疲れちゃったことをきっかけに、新潟に行って農業を始めたんです」

12年前、新潟でコメ作りを手伝った体験から「作る側」を知ることの大切さを実感。消費地である都市と「作る側」を近づけたいと会社を立ち上げ、都内に3つの「都市型農園」を運営しています。

新たにできた高輪の農園では、地域の生産者と協力した収穫体験なども計画しています。収穫体験を通して、「食べる側」の人も「作る側」に思いをはせるきっかけにしてほしい、そんな思いも託しているといいます。

農園を運営する小林涼子さん

「生産だけでは成り立たない、消費だけでも成り立たなくて、そういう理解っていうものはすごく大事にしたい。日常的に来られる場所で、なおかつ駅のすぐそばなので、(この農園が)ゆくゆくゲートとなって、地域につながっていったり、農業自体の人口が増えたり、理解が進んだりという良い循環を生むための一歩になるのではないかなと考えています」