ハンタウイルス“集団感染”疑い 日本人1人含む乗客ら約150人の“退避作戦”下船続く
感染拡大が続いているハンタウイルス。その集団感染が疑われているクルーズ船から、乗客らの下船が現在も厳戒態勢で続いています。
■乗客乗員を安全に帰国させる“退避作戦”始まる

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夜明け間もない港に集まるメディア。視線の先にあるのは、ハンタウイルスの“集団感染”が疑われているクルーズ船「MVホンディウス」です。
その姿は、日本人1人を含むおよそ150人を乗せ、スペイン領カナリア諸島・テネリフェ島にありました。
これまでに3人の乗客が死亡(WHO=世界保健機関による)。始まろうとしていたのは、乗客乗員を安全に帰国させる、船からの“退避作戦”です。
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クルーズ船に接近する小型の船。袋のような何かを手渡します。すると、青のガウンに身を包んだ乗客とみられる人が姿を見せ、小型船へ。マスクとヘアキャップも装着しています。
記者
「一隻のボートがクルーズ船から出てきたのが見えます。退避オペレーションが進んでいます」
■全員が高性能マスクを着用 全身に消毒も

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船が陸に接岸。一定の距離をとりながらの上陸となりました。
空港への移動に使うバスの車内でも、ヒトからヒトへの感染を防ぐため、細心の注意が払われています。乗客同士が距離を保って座り、全員が高性能マスクを着用。窓を開け、エアコンは使わないといいます。
記者
「乗客を乗せたバスが港を出ています。カーテンが閉められ、中を見ることはできません」
乗客が車内から撮影した映像によると、空港へ向かう道にもカメラを向ける多くのメディアが…。
そして見えてきたのは、チャーター機が待つ空港。白の防護服に着替えると、全身に消毒が施されました。
■これまでに6人の感染確認 別の乗客に感染疑いも

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スペイン当局によりますと、“退避作戦”初日には19か国94人が下船。すでにオランダやフランスなどに向け、出国しました。
そのうち日本人1人を乗せたとみられる飛行機は10日、イギリスに到着。日本政府によりますと、健康状態に問題はなく、今後イギリスで最大45日間の健康観察を受ける予定としています。
WHOによると、世界的な流行のリスクは低いというハンタウイルス。
これまでに6人の感染が確認されていますが、フランスの保健相は11日、乗客のフランス人1人が検査の結果、ハンタウイルスの感染が確認されたと明らかにしました。
またアメリカの保健当局は、乗客1人がPCR検査で軽度の陽性反応を示し、別の乗客1人に感染が疑われる軽い症状があると明らかにするなど、感染者は拡大しています。
10日に続き行われる“退避作戦”。スペイン当局によりますと、現地時間の11日昼すぎまでに、乗客全員を退避させる予定だということです。