“キーパーソン”米ベッセント財務長官の一日 日本の閣僚らと面会…何を議論?
日本の閣僚たちが入れ替わりで面会しました。片山財務相、赤沢経済産業相、茂木外相、そして高市首相が会った人物。それが、アメリカのベッセント財務長官です。日本政府がキーパーソンとする人物と何が話し合われたのでしょうか。
■高市首相から米中会談について“要望”は…

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12日午前9時半前、財務省。あいさつをかわし…
片山財務相「さっきまで高市早苗首相と話し合いをしていました」
直前まで高市首相といたことを告げます。
片山財務相「前回あなたがいらっしゃったのはその写真の時、10月ですね。日経が5万円を超えた日です。今も上昇しています」
ベッセント財務長官「ダウも5万ドルですから、お互いにいい状況ですね」
株価の話で始まった会談。会談後、片山財務相は「中東情勢を受けて、為替などを含めた金融市場の動向について議論を行った」とした上で…
片山財務相「為替動向については、日米間で非常によく連携できているということを確認」
およそ35分の会談。意味合いについて担当記者は…
日本テレビ経済部 財務省担当・児玉夏穂記者「為替については日米ともに、極端な円安、言い換えれば極端なドル高は避けたいという共通認識を持っています。政府・日銀は円安を是正しようと為替介入を行いましたが、アメリカ側も日本の為替介入を容認していて、お互いに利害が一致する為替について(連携を)しっかり確認できた、しっかり話せたということ」
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続いて午前10時ごろ、その姿は経済産業省に。そのおよそ30分後には経産省をあとにしました。およそ30分の間に行われていたのは、赤沢経産相との会談です。この会談はメディアには非公開。経産省によりますと、エネルギーや重要鉱物の分野での協力をさらに強化していくことで一致したということです。
SNSでの発信が多いことで知られる赤沢経産相。なぜ公開されなかったのか。担当の記者は…
経産省担当・岩田明彦記者「きょうのベッセント長官との会談は非公開、内容はHPのみで公表と非常にめずらしい対応でした。高市首相の手前、カメラの前で親密さのアピールを控えたのでは、と話す関係者もいました」
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そして午後4時前、訪れたのは首相官邸。およそ15分間、高市首相と面会し、ベッセント長官はカメラの前に…
ベッセント財務長官「私たちは重要鉱物について議論した。私たちはトランプ大統領の中国訪問について議論した」
高市首相から米中首脳会談について要望はあったのか問われると…
ベッセント財務長官「私たちは大統領の中国訪問について議論し、日米二国間関係の重要性について議論した。(Q:首相からの要望は?)ありません」
面会後、高市首相はSNSに…
「インド太平洋地域が直面する情勢や諸課題について、意見交換を行いました。ベッセント長官から、最近の米中関係の状況について説明がありました」(高市首相のXより)
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その後も、外務省で茂木外相と会談し、夜には大使公邸で行われた行事に出席し、全ての日程を終えたとみられます。
■首相周辺「中国側に伝えてほしいことはしっかり伝えられた」

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米中首脳会談を前に訪れた日本。トランプ大統領からの信頼が厚く、意見ができるとされる数少ない閣僚ですが、日本にとって、この一日はどのようなものになったのでしょうか。政治部・官邸キャップの矢岡記者は…
官邸キャップ・矢岡亮一郎記者「日本の政府関係者は口をそろえて『ベッセント長官は単なる経済閣僚ではない。中国担当の閣僚だ』と強調しています。高市首相は経済だけでなく、台湾問題をはじめ安全保障にも幅広く触れ、今回が56回目の訪日という、日本の立場にも理解が深いベッセント長官を通じて、トランプ大統領に訴えかける戦略だった。首相周辺は『中国側に伝えてほしいことはしっかり伝えられた』と手応えを語っています」
ベッセント長官は13日に韓国を訪問し、14日に中国・北京で米中首脳会談に出席するということです。
(5月12日放送『news zero』より)