「シートベルトしとけ」高校生たち“命を守るため”のやりとり 磐越道バス事故

福島県の磐越道で21人が死傷したバス事故で、運転に危険を感じた高校生たちが「シートベルトしとけ」などと“命を守るため”のやりとりをしていたことがわかりました。

■「みんな大切な人に連絡しとけ」

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ガードレールが突き刺さったままのバス。警察は、14日から本格的にこのバスを調べ始めました。

6日、北越高校の男子ソフトテニス部員20人が乗車し、遠征に向かう中で起きた事故。高校3年生の稲垣尋斗さんが亡くなりました。これまでに、バスの走行について生徒からは「事故前に縁石に乗った」「トンネル内でこするような事故もあった」という証言がでています。さらに、身の危険を感じた生徒は車内から動画を撮影。そこには、車線をはみ出して走行するなど“危険な運転”が映っていたことがわかっています。

身の危険を感じるほどの恐怖は事故当日、生徒たちのLINEにも残されていて、そのやりとりをバスに乗っていた生徒の保護者が明かしました。

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ソフトテニス部部長「ついた人から荷物ね」

朝、部長からこう指示があったのち、バスは午前5時半ごろに福島県に向けて学校を出発します。しかし、乗車から30分もたたないうちに内容は緊迫したものに変わります。

部長「みんな大切な人に連絡しとけ」

その14分後には…

部長「おまえらシートベルトしとけ」

部長から部員に送られていたのは“命を守るため”の指示でした。事故直前には、家族に「死ぬかも」という趣旨のメッセージを送っていた生徒もいたといいます。そして、事故後にはバスに乗っていなかった部員からも連絡が送られていました。

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休みの部員「無事なやつ返事できたら返事して」「大丈夫か」

バスに乗車・部員「稲垣さん以外意識あります」

また、バスに乗っていた生徒の保護者によると、若山哲夫容疑者(68)は出発後、新潟県から福島県に向かう磐越道ではなく、別の高速道路に乗ってしまい、一度高速をおりるなど道を間違えることがあったといいます。

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■生徒たち「バスには二度と乗りたくない」

「高速道路やガードレールが怖い」「バスには二度と乗りたくない」などと話しているという生徒たち。

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その一方で、若山容疑者はこれまでに「体と運転に不安はなかった」と供述しているといいます。しかし、14日、新たに若山容疑者は先月初めと末の2回、運転免許を返納するよう警察に促されていたことが捜査関係者への取材で明らかになりました。

若山容疑者は、先月から少なくとも5回は事故を起こしていたことがわかっていますが…

若山容疑者(68)「直近の事故歴はない」

直近の事故については、こう話しているということです。

(5月14日放送『news zero』より)