【独自調査】中東情勢影響 「販売価格値上げ検討」生産者の約6割

中東情勢の緊迫化で、農産品の生産者や漁業者に影響が広がっています。販売価格の値上げを検討する生産者などが6割近くいることが、日本テレビの独自の調査で明らかになりました。

■生産活動への影響 「影響が出ている」76.3%

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長引く中東情勢の影響について、日本テレビは農水産物の直販サイトを運営する「食べチョク」と共同で、全国の農産物生産者や漁業者にアンケートを行いました。

15日までに321件の回答があり、「中東情勢の緊迫化に関連して、現時点で生産活動への影響を感じるか?」との質問に、「影響が出ている」と答えたのは76.3%でした。

■影響が出ている項目 「燃料費の高騰」74.8%

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どのような影響が出ているかについては、農機具や漁船を動かすためなどに使われる「燃料費の高騰」が74.8%と最も多く、商品を発送する際のフィルムや段ボールなど「包装資材価格」の上昇をあげる声も7割を超えました。

■コスト増…販売価格に転嫁する予定は

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こうした生産コストが増えることへの対応として「販売価格に転嫁する予定があるか」との問いに対しては、すでに「転嫁している」「これから転嫁する予定」を合わせると58.6%となり、農産物や水産品の値上げが広がる可能性が浮き彫りとなりました。

■価格アップ どの程度を想定?

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ここからは調査を担当した経済部の新倉久美子記者に聞きます。

──私たちの食卓にも影響が広がってきそうとのことですが、どの程度の値上げが想定されるのでしょうか?

調査では、農水産物の「価格アップをどの程度想定しているか」という質問に対しては、7割近い生産者が20%程度までに抑えようと努めていることがうかがえます。

ただ、ある野菜の生産者は、「野菜をいれて出荷するための袋の価格が3割あがった」と話すなど、切実な声が多く聞かれ、生産者への負担が膨らむことが懸念されます。

■燃料費以外の“影響”項目 半数近くが「資材納期の長期化」

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──原油価格の高騰が生産者にも大きな負担になっていましたね。

はい。もう一つ、気になるデータがこちらです。「燃料費以外の影響」として半数近くがあげたのが「資材納期の長期化」つまり必要な資材が届くのが遅れていることです。

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あるミカンの生産者からは「梱包用の資材が納品されないので、出荷できない」。トマトの生産者からは「破けてしまったビニールハウスがあるが、修繕するための資材の納期が未定なため育てられない状態」だということです。

資材が届かないことで生産や出荷が止まってしまっているとの声がきかれました。ただ、遅れても届けば解決する、というわけではありません。

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──どういうことでしょうか?

農作物には、それぞれの作業に適した時期があります。いまやるべき作業に遅れが生じると、生育に影響がでたり収穫に遅れがでる可能性があります。

そうなれば生産量が少なくなったり、品質に影響がでることも考えられ、仮に量が足りなくなれば販売価格にも反映されることも懸念されます。

このように影響は長引くことが想定され、長期的な視点にたっての支援策も求められると思います。