村上穂乃佳“セツ”が自由を得た瞬間に視聴者涙 直後の“看護科新設”に「養成所なくなっちゃうの?」と不安の声<風、薫る>

直美(上坂樹里)、すっきりした表情で自身の中に芽生えた想いを語る
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第54回が6月11日に放送。セツ(源氏名・夕凪/村上穂乃佳)のもとへ女郎屋の権田(梅垣義明)が訪れ、彼女の新たな人生がスタートする展開が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
世論が女郎屋を動かす…自由を手に入れたセツ
りん(見上)と直美(上坂)の献身的な看護により、セツの体調は順調に回復していった。そんなある日、セツが身を寄せる病院に、手を負傷した権田が姿を現す。かつてはセツを無理やり連れ戻そうとした権田だったが、この日は一転して「お前が店を辞めても構わない」と告げる。
その背景には、シマケン(佐野晶哉)の書いた新聞記事があった。記事をきっかけに女郎屋への批判が殺到し、「『夕顔』をこき使っているあこぎな店に通うには粋ではない」と客足が激減。しまいには、権田自身も闇討ちに遭ったというのだ。
セツは店を辞める条件として、直美の生みの母である「夕凪」について教えるよう権田に迫る。しかし権田は、「男と逃げたろくでもないやつだった」と言い捨てて去っていった。
緊張の糸が切れ、思わずその場に崩れ落ちるセツ。直美は「これで『夕凪』は終わりです」と優しく語り掛け、彼女を強く抱きしめる。絶対にかなうはずがないと諦めていた夢が現実となり、セツの大きな目から涙があふれ落ちた。

セツ(村上穂乃佳)の元を女郎屋・権田(梅垣義明)が訪れる
セツの新たな人生への旅立ちと、直美の胸に芽生えた強い想い
心身ともに回復したセツは、ついに退院の日を迎える。セツは直美に向き合い、「そうだ、思い出したんだ。あたしが夕凪って名をつけられたのは、昔うちの店にいた夕凪って女郎と同郷だからだったって。富士の見える伊豆の漁師町の生まれだから同じ名をつけられた。私が知ってんのはそれだけ」と告げる。
自由の身となったセツは、「まずはふらふら好きに歩いてみるよ。セツとして東京の街を歩くのは初めてだ」と、これまでにない晴れやかな笑顔を見せ、振り返ることなく歩みを進めていった。
その後、直美とりんは病院の中庭で言葉を交わす。直美は、自分の中でずっと燻っていた「『助けたい』という想いの正体」について語り始める。自分が助けたいのは、負けている人、弱い人、そして不利な立場にある人。その対象に、病気やケガを負った患者も含まれるのだと気づいたという。「人を助けたい。病気を回復させるだけじゃなくて」と、自らの中に新しく芽生えた強い意志を真っ直ぐに語る直美だった。

セツ(村上穂乃佳)、自由の身となり希望あふれる晴れやかな表情
院長・多田が裏で進める計画…「実習生の受け入れはこれで終わり」
一方、院長の多田(筒井道隆)は、裏である計画を推し進めていた。それは、病院内に「看護科」を新設するというもの。多田は副院長の渡辺(森田甘路)に対し、「実習生の受け入れはこれで終わりにさせてもらう」と険しい表情で告げる。
後日、りんと直美は休みをもらい、りんの自宅へと帰省する。新聞記事でセツを救ってくれたシマケンに、直接お礼を伝えるためだ。そこへ、どこか気まずそうな表情を浮かべたシマケンが訪ねてくる。さらに彼を追うように、後ろには友人の槇村(林裕太)の姿もあった。
セツの晴れやかな門出に涙 院長の計画には「養成所は!?」と不安の声
シマケンの記事が呼び水となり、セツが女郎屋を辞めて新たな人生を歩み始めた今回。SNS上では「新聞記事のすごさを感じた!」「これからセツさんとして幸せになってほしい」「退院のときの笑顔が素敵すぎて涙が出た」と、彼女の門出を祝う声が相次いだ。
その一方で、来期も実習生を受け入れるという従来の話から一転、看護科の新設によって養成所や見習い生たちの今後が危ぶまれる展開には不安が殺到。「見習い生たち解散になったりしないよね?」「養成所なくなっちゃうの!?」「りんちゃんたちが頑張って来たから看護婦が認められてきたのに!」といった懸念のコメントが多数寄せられている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

院長の多田(筒井道隆)、「実習生の受け入れはこれで終わり」と裏の計画を進める